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1567 崩鼻・釈迦ヶ鼻=小豆島町神浦・蒲野(香川県)遠く西からの遠望で眺めただけの岬はまとめて [岬めぐり]

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 この項では別々の岬であるふたつの岬を一緒にしてまとめているが、それはどちらも実際には現地またはその近くへ行くことができず、遠く西の黒崎付近から眺めただけだからだ。
 三都半島西の小豆島町崩鼻と土庄町黒崎の間は、7.8キロ離れている。かなりの遠望だが、雨の小豆島めぐりの翌日、きれいに晴れあがった早朝にオリーブバスの西浦線の西回り一番の始発に乗って一周した。このときに、土庄南の大きな出っ張りを回り込んだ黒崎付近から、土庄港へ北上して戻るところで、東の海の向こうに崩鼻・釈迦ヶ鼻がある半島の南端が見える。
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 釈迦ヶ鼻はその先っちょのところだろうという見当ぐらいはつくが、崩鼻に至っては、とてもここがそうだとは特定できない。ただ、白浜山という標高300メートルの形のいい山が、北西(左手)に切れるあたりがそうだろう。
 ネット情報で岬・崎・鼻の情報が得られることはほとんどないと書いたばかりだが、ここでは権現崎に続いて、崩鼻・釈迦ヶ鼻についてもいくつかあった。
 そのひとつコトバンクの三都半島の項の説明では、崩鼻では讃岐岩質玄武岩の柱状節理が発達し、大規模な採石が行なわれている、と書いてあった。なるほど、地図を見ると、採石場らしい崖地形や道や池が描かれていた。さてはサヌカイトかと思えば、香川県の石でもあるサヌカイト(讃岐石)は安山岩らしいので微妙に違うようだ。白浜山から崩鼻にかけては玄武岩なのだ。
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 バスは神浦までしか行かないが、この先にも白浜山の裾をぐるっと回る道があって、そこを1.2キロも歩けば崩鼻に行ける。そこからさらに南に進んで1.5キロも歩けば灯台のある釈迦ヶ鼻まで行くことができる。
 灯台の名前は地蔵崎だが、岬の名前は釈迦ヶ鼻。ある情報によると、その昔土に埋まっていたお釈迦様を掘り出して祀ったところ海難事故が減ったといい、その石造の釈迦座像も安置されているというのだが、釈迦と地蔵の関係がよくわからない。
 三都半島最南端には釈迦ヶ鼻園地というのがあって、播磨灘から備讃瀬戸に入るもっとも狭い水道に面しており、一日に通る船の数は約700隻を数えるという。行ってみればなかなかの絶景もあるのだろうが、残念ながら車でもないとなかなかそこまでは行けない。
 でんでんむしの岬めぐりは、下調べをしない行き当たりばったり原則と、もうひとつの原則である公共交通機関で行けるところに制約される。車で行けばわけないところでも、バスが通っていないところには行けないのだ。それでも、昔はバスがないところでも5キロも10キロも歩いていたこともあるのだが、この頃はもうそんなに歩けない。
 ここも、最初からそのつもりで計画に2時間の行程を組み込み、バスの時刻に合わせられるならば、不可能ではなかったのだが、たとえ雨が降っていなかったとしても、それもちょっと…。
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 だから、崩鼻・釈迦ヶ鼻は西からの遠望の後回しにして、また町営バスで東海岸に戻る。東海岸から南を望むと、小山の出っ張りがあるが、そこには岬の名はない。釈迦ヶ鼻は、この出っ張りのずっと南西になる。
 コトバンク情報では、この出っ張りのところにある谷尻集落は1976(昭和51)年9月の台風17号による土石流で壊滅状態となり24人の死者を出した、とあった。
 谷尻、市神子、吉ヶ浦、目見ヶ谷と集落を辿る東海岸には、道路脇と沖合にも大きめの無人島が見える。
*DSCN0255 (1).jpg*DSCN0247 (1).jpg

▼国土地理院 「地理院地図」
34度25分31.78秒 134度13分29.67秒 34度24分54.31秒 134度13分56.10秒
スクリーンショット 2019-01-28 16.47.19.jpg
dendenmushi.gif四国地方(2018/10/11 訪問)

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タグ:香川県
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