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1549 藤崎=小豆島町吉田(香川県)小豆島は北東から南西へ斜めの境界線で二つの町に二分されている [岬めぐり]

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 北回り福田線のバスに乗るとすぐ、運転手さんに言ってフリー乗車券の一日券を買う。1000円也で、今日一日中どこでも乗り降り自由なので、岬めぐりには便利でありがたい。
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 次の岬は藤崎で、進行方向右手に見えるはずだったのだが、これがなかなかうまく見えない。邪魔になる建物は少ないのだが、樹木の影が多くて、道路からの展望がほとんど効かないのだ。
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 福田の北側、金ヶ崎の陸繋島の付け根を越えると、見えるはずという思い込みは、見事に裏切られた。吉田という小湾奥の集落を過ぎると、道路は藤崎のある尾根の中腹を巻いて、今度は西へ向かうが、その途中でもさっぱり見えない。
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 わずかに、右車窓にちらっとそれらしきところがあるにはあったがそれだけで、それも雨の中に霞んでしまっている。
 仕方がないので、ここでは東海上のフェリーから、金ヶ崎と藤崎の2ショットをもうひとつ掲げておくことにしよう。
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 藤崎は118メートルのピークの小山の東端で、道は吉田の集落を抜けると70メートルまで高度を上げ、山の中を回り込んで岬を過ぎていく。
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 小豆島では最北端に当たる藤崎の周辺までが小豆島町で、藤崎から2キロほど西へ走ると、そこには小豆島町と土庄町(とのしょうちょう)の境界がある。小豆島は、島の北西部を中心とする土庄町と、南東部を領域とする小豆島町とに斜めの境界線で島は二町に二分されているのだ。
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 播磨灘の北寄りに位置している家島諸島は、明らかに兵庫県寄りに位置しているが、播磨灘の西に位置する小豆島は、ちょうど岡山県と香川県の中間あたりに浮かんでいる。北端の藤崎が、若干気持ち岡山県側に近いか、という感じで、昔からその所属をめぐってはいくつもの紆余曲折があった。
 おおむねその昔から吉備国児島郡に属していたり、一時その一部は天領だったり津山藩に属していたという歴史を経て、明治の廃藩置県では当初は倉敷県に属していた。なので、香川県になったのは明治4年からだった。
 土庄町のほうが1898(明治31)年からずっと町制を敷いてきたのに対して、小豆島町が誕生したのはわずか十数年前の平成18年のことだという。そのときに島の南東部にあった内海町(うちのみちょう)と、その西隣りの池田町が合併して小豆島町と称することになったようだ。金ヶ崎や藤崎のある地域は、福田村と称していたが昭和32年に内海町に編入されている。
 面積も総人口も、土庄町よりも二町が合併してできた小豆島町のほうが、若干上回っている。
 小豆島といえば、まずたいていの人が思い浮かべるのが「二十四の瞳」であり、オリーブであり、醤油であり、寒霞渓であろう。それらはみんな小豆島町の領域でのことだった。
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▼国土地理院 「地理院地図」
34度33分46.93秒 134度21分3.23秒
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dendenmushi.gif四国地方(2018/10/11 訪問)

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タグ:香川県
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