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1546 オツヅノ鼻=姫路市家島町真浦:西島(兵庫県)西島の最南端にあたる岬でも採石は始まっているか [岬めぐり]

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 地理院地図に描かれている航路を示す破線は、室崎の沖合を大きく迂回して、院下島の西を南南西に向かうように引かれている。だが、小豆島フェリーの第五おりいぶ丸は、西島と院下島の間を南下して行く。
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 院下島は、周囲を断崖に囲まれた無人島だが、灯台とそこへ登る道だけはあるように、地図では記されている。この島を右舷に見ながら手繰干崎を過ぎると、オツヅノ鼻が見えてくる。
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 オツヅノ鼻は、西島の最南端にあたる。その周辺は緑の植生に覆われているらしい斜面が、100メートル以上も続いている。その上の200メートルくらいのところでは、大規模な採石が行なわれている。
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 写真で見ると、地理院地図には描かれていない斜面に刻まれた道や切り開いたような跡が写っているので、この岬の斜面でもぼつぼつ本格的な採石が始まっているのだろうか。どうも地理院地図の地形情報よりも現実の変化のほうが進んでいるようだ。
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 採石の島だからといって、どこでも発破をかけて片っ端から掘り崩していけばいいというものではなかろう。岩脈がどこをどう走っているのか、そういった調査の結果によって進んでいくのだろう。
 そういえば誰か、島を削り取っていく採石で成り立っている家島諸島のことを、自分の体から一本一本羽根毛を抜いて美しい織物を織る「夕鶴」に例えていた人もあった。
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 フェリーから眺めるオツヅノ鼻は薄ぼんやりした影のようにしか見えないので、そこでも進みはじめているらしい採石の様子も伺い知ることはできない。
 オツヅノ鼻の向こうにこれまたぼんやりと見えてくるのは無人島の大ヤケ島で、さらに遠くにはいっそうぼんやりとある高島、その南端がマブノ鼻になる。
 院下島の南には、いくつかの小さな岩島が、点々と連なっている。家島諸島がオノコロ島だというならば、島はひとつだけでなくいくつにも分かれて生まれ、その周辺にもたくさんの飛沫が飛び散っていたことになろうか。
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▼国土地理院 「地理院地図」
34度38分26.80秒 134度28分2.00秒
スクリーンショット 2018-11-28 16.28.56.jpg
dendenmushi.gif近畿地方(2018/10/11 訪問)

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タグ:兵庫県
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