1950☆『思い出の索引』★でんでんむし@アーカイブス☆わたしたちが生きてきた時代とは… [年表]
われわれはどこから来て、どこへ行こうとしているのだろうか…?
これにかぎらず、「白雪姫」(□26:学校から団体で映画鑑賞に行ったそういう時代の記憶に残るものは…)もそうだが、戦後の小中学校時代の記憶と記録は、既に書いている[ある編集者の記憶遺産]の項目と重複しているので、この辺は割愛して…。
❖年表の元ネタ主な参考資料:三省堂『コンサイス世界年表』三省堂編修所編。河出書房新社『昭和・平成 家庭史年表』下川耿央・家庭総合研究会編。小学館『昭和・平成 現代史年表』神田文人編など。
1950昭和25年 庚寅(かのえとら)
◯ソ連が国連安全保障理事会に国府の除名を提案。否決されたため、安保理を欠席。(8月までボイコット)
◯アチソン米国務長官が、「アメリカの防衛線は、アリューシャン・日本・沖縄を結ぶラインである」と言明。
◯米マッカーシー上院議員が国務省に57人の共産党員がいる、と発言。(マッカーシー旋風の始まり)
◯仏が、米にインドシナ戦争への軍事援助を要請。
◯ベルギー、国民投票でレオポルド3世の復位を決定。
◯世界平和擁護大会で、原爆の禁止をアピール。(ストックホルム宣言)
◯米マッカーシー上院議員が、ラティモアをソ連のスパイと非難。
◯米ダレスが国務省顧問に就任。対日講和を担当。
◯東独とポーランドが、オーデル=ナイセを国境線とする協定に調印。
◯西独は、オーデル=ナイセ国境線を不承認。
◯NATO理事会で共同防衛軍の設立承認。
◯トルーマン大統領とマッカーサーがウェーク島で会談。朝鮮戦争と対日講和について意見の不一致が明らかになる。
◯トルーマンが朝鮮戦争で原爆使用の可能性を示唆。英アトリー首相が訪米し、原爆使用反対を表明。
◯トルーマン大統領が国家非常事態を宣言。
◯NATO理事会、アイゼンハワーの北大西洋軍最高司令官、西独軍の創設とNATO軍への編入を決定。
◯米仏がインドシナのパオダイ政権と、三国相互防衛援助協定調印。
◯米英、ベトナム・ラオス・カンボジア三国を承認。
◯ラオスにパテト・ラオ抗戦政府樹立。親共政権。
◯インドネシア、スカルノが連邦制を排し単一国家樹立を宣言。
◯ベトナム、ホー・チ・ミン軍がドンケーを占領。
◯インドシナの仏軍がラオカイを撤退。
◯中華人民共和国(中共と略表示)を、英が承認。
◯中共、北京の米総領事館を接収。
◯中共、チベット以外の全土解放完了を発表。
◯万国赤十字連盟が、新中国紅十字会を中国代表と認める。
◯中共軍、チベットに進駐。インドが抗議。
◯チベットに親共政権。中共はインドに対し、内政問題だと主張。
◯中共、在中米資本を凍結。
◯韓国総選挙で李承晩が惨敗。
◯朝鮮軍が、38度線を突破。韓国軍と朝鮮軍が、全面的に戦争状態に入る。
◯韓国が米に援助要請。トルーマンが米軍に韓国援助を命令。米地上軍が韓国に出動。
◯国連安保理緊急開催。朝鮮制裁を可決。
◯朝鮮軍がソウルを占領。
◯マッカーサー元帥が国連軍最高司令官に就任。
◯ソ連欠席の国連安保理で、国連軍の朝鮮派遣を決定。
◯国連軍が仁川、群山へ上陸。
◯国連軍がソウルを奪回。マッカーサー元帥が朝鮮に即時降伏を勧告。
◯韓国軍が38度線を突破。
◯国連軍が平壌に入る。
◯中共の志願軍が朝鮮戦線に出動。中共、朝鮮援助を声明。
◯米韓軍が鴨緑江岸に到達。
◯中共・朝鮮軍が反撃を開始。
◯国連総会で朝鮮停戦のための三人委員会設置決定。
◯米フォン・ノイマンが世界で初めてコンピュータを使い円周率の計算。70時間で2037桁まで計算。
◉マッカーサーが年頭の辞で、日本国憲法は自衛の権利を否定しないと声明。
◉米ブラッドレー統合参謀本部議長らが来日、沖縄強化、日本本土の軍事基地強化を声明。
◉GHQが、沖縄に恒久的基地建設を開始と声明。
◉ソ連引揚げの“日の丸組”団長が、共産党の徳田球一が反動は返すなとソ連に要請したと語る。(徳田要請として問題化)
◉都教育庁が教員246名をレッド・パージ。
◉池田勇人蔵相が、中小企業倒産もやむなし、と発言。
◉池田蔵相・首相特使の白州次郎らが渡米、日本経済再建策について会談。
◉マッカーサーが共産党の非合法化を示唆。
◉吉田首相が南原東大総長の全面講和論に対し“曲学阿世の徒”と非難。
◉警視庁が集会やデモを禁止。
◉マッカーサーが共産党中央委員24名全員の追放を指令。
◉ジョンソン国防長官、ブラッドレー、ダレスと米要人の来日続く。
◉マッカーサーが「アカハタ」の1か月停刊、後に無期限停刊に。
◉マッカーサーが警察予備隊の創設と海上保安庁の増員を指令。
◉日本労働組合層評議会(総評)の結成。
◉東京の新聞社、通信社、放送協会でレッド・パージ始まる。
◉第二次シャウプ勧告。
◉GHQが、1万余人の追放を解除。旧軍人の追放も解除。
◉朝鮮戦争による特需景気。
・この年に亡くなった人にはこんな人も…。波多野精一。吉本せい。相馬御風。三遊亭歌笑。東郷茂徳。小磯國昭。長岡半太郎。ジョージ・オーウェル。エドガー・ライス・バローズ。ジョージ・バーナード・ショー。
◎国鉄が湘南型電車を完成。2〜3両おきに自走能力を備えた、大量高速輸送電車の第一号。
◎初の1000円札も、聖徳太子だった。
◎文部省の調査で、学童の体位が目立って向上し、近視や虫歯も減少と…。食糧事情が好転に向かったためと。
◎田中千代、初めての着物だけのファッションショウ「ニュー着物ショウ」を開催。
◎寿屋がトリスウィスキーを発売。翌年から各地に“トリス・バー”開店。
◎静岡県熱海市で大火、全半焼1500戸、4817人が被災。原因はタバコの火。
◎京都の金閣寺が寺の従弟の放火により、炎上。焼失。
◎ジェーン台風が西日本に被害、死者行方不明者539人。
◎三洋電機が、プラスチックをキャビネットに使ったラジオを発売し、大ヒット。
◎東京後楽園球場で、初ナイター。ラジオの実況中継も始まる。
◎GHQが、民間航空会社に国内航空路線の開設を許可。
◎小田急電鉄が、新宿=箱根湯本間直通のロマンスカー運転を開始。
◎警視庁に、自動車警ら隊。パトカー3台で発足。
◎東京都内の輪タクが免許制になり、約100社あったのが、年末には2社になり、オート三輪タクシーへの転換が進む。
◎東京で外食券なしで米以外の主食が食べられるようになる。かけ・もりそば15円、ざるそば19円。
◎山本富士子が、初代「ミス日本」に。
◎愛知工業(サンウエーブ)がハンダ付けのステンレス流し台を発売。
◎みそ・醤油も自由販売になる。コーヒーの輸入も8年ぶりに復活。
◎森永製菓、「ミルクキャラメル」を1箱20円で発売。
◎岩波書店「岩波少年文庫」刊行開始。
◎リコーフレックス発売。2眼レフブーム起こる。また、「LIFE」の朝鮮戦争の写真が日本製カメラによるものとして、その優秀性が世界に広まる。
◎ケストナー・高橋健二訳「飛ぶ教室」(実業之日本)、グレアム・石井桃子訳「ヒキガエルの冒険」(英宝社)刊行。
◎手塚治虫が「ジャングル大帝」(漫画少年)連載開始。(昭和29年まで)
■流 行:流感(18万人が罹患)・二眼レフカメラ。
■映 画:邦:谷口千吉/暁の脱走・今井正/また逢う日まで・関川秀雄/きけわだつみの声・黒沢明/羅生門。洋画:白雪姫・赤い靴・自転車泥棒・無防備都市・田園交響楽。
■ 本 :石川達三/風にそよぐ葦・井伏鱒二/本日休診・辻政信/潜行三千里・大岡昇平/武蔵野夫人・ロレンス/チャタレイ夫人の恋人・カミュ/ペスト。
■ 歌 :山口淑子/夜来香・二葉あき子/水色のワルツ・渡辺はま子/桑港のチャイナタウン・岡本敦郎/白い花の咲く頃・美空ひばり/越後獅子の唄・東京キッド。童謡:。
■ことば:おおミステイク・とんでもハップン・金へん糸へん・特需景気・アメション。
(2014/10/03 でんでんむし蛇足の記)
朝鮮戦争のニュースは、毎日注目していたという記憶がある。新聞に地図が載っていて、一時は釜山の周辺だけ残して朝鮮半島のほとんどが黒く(本当は赤くしたいところだろうが、まだカラーではなかったから黒)なってしまったこともある。
それが、仁川(2014年のアジア大会をやっている)への敵前上陸という国連軍の作戦成功から、徐々に巻き返していくことになる。
この頃、こどもの間でもクズ鉄や銅線、ガラスビンなどを拾い集めてはこずかい稼ぎをすることが盛んに行なわれていた。
前年の「せむしの仔馬」に続いて、「白雪姫」を学校の映画鑑賞で観に行ったときの印象は、今も鮮烈である。この総天然色長編漫画映画は、日本がアメリカとの戦争を始める前にディズニーが作っていたもので、日本とドイツでの公開は戦後になった。
グレアムの「ヒキガエルの冒険」を、『昭和・平成 家庭史年表』がなぜわざわざ取りあげているのかはわからないが、この本はでんでんむしにとっても思い出深い本だった。(詳細は □07:『のらくろ』と貸本屋で借りたマンガ以外の本『ヒキガエルの冒険』 [ある編集者の記憶遺産])
1950昭和25年 庚寅(かのえとら)
◯ソ連が国連安全保障理事会に国府の除名を提案。否決されたため、安保理を欠席。(8月までボイコット)
◯アチソン米国務長官が、「アメリカの防衛線は、アリューシャン・日本・沖縄を結ぶラインである」と言明。
◯米マッカーシー上院議員が国務省に57人の共産党員がいる、と発言。(マッカーシー旋風の始まり)
◯仏が、米にインドシナ戦争への軍事援助を要請。
◯ベルギー、国民投票でレオポルド3世の復位を決定。
◯世界平和擁護大会で、原爆の禁止をアピール。(ストックホルム宣言)
◯米マッカーシー上院議員が、ラティモアをソ連のスパイと非難。
◯米ダレスが国務省顧問に就任。対日講和を担当。
◯東独とポーランドが、オーデル=ナイセを国境線とする協定に調印。
◯西独は、オーデル=ナイセ国境線を不承認。
◯NATO理事会で共同防衛軍の設立承認。
◯トルーマン大統領とマッカーサーがウェーク島で会談。朝鮮戦争と対日講和について意見の不一致が明らかになる。
◯トルーマンが朝鮮戦争で原爆使用の可能性を示唆。英アトリー首相が訪米し、原爆使用反対を表明。
◯トルーマン大統領が国家非常事態を宣言。
◯NATO理事会、アイゼンハワーの北大西洋軍最高司令官、西独軍の創設とNATO軍への編入を決定。
◯米仏がインドシナのパオダイ政権と、三国相互防衛援助協定調印。
◯米英、ベトナム・ラオス・カンボジア三国を承認。
◯ラオスにパテト・ラオ抗戦政府樹立。親共政権。
◯インドネシア、スカルノが連邦制を排し単一国家樹立を宣言。
◯ベトナム、ホー・チ・ミン軍がドンケーを占領。
◯インドシナの仏軍がラオカイを撤退。
◯中華人民共和国(中共と略表示)を、英が承認。
◯中共、北京の米総領事館を接収。
◯中共、チベット以外の全土解放完了を発表。
◯万国赤十字連盟が、新中国紅十字会を中国代表と認める。
◯中共軍、チベットに進駐。インドが抗議。
◯チベットに親共政権。中共はインドに対し、内政問題だと主張。
◯中共、在中米資本を凍結。
◯韓国総選挙で李承晩が惨敗。
◯朝鮮軍が、38度線を突破。韓国軍と朝鮮軍が、全面的に戦争状態に入る。
◯韓国が米に援助要請。トルーマンが米軍に韓国援助を命令。米地上軍が韓国に出動。
◯国連安保理緊急開催。朝鮮制裁を可決。
◯朝鮮軍がソウルを占領。
◯マッカーサー元帥が国連軍最高司令官に就任。
◯ソ連欠席の国連安保理で、国連軍の朝鮮派遣を決定。
◯国連軍が仁川、群山へ上陸。
◯国連軍がソウルを奪回。マッカーサー元帥が朝鮮に即時降伏を勧告。
◯韓国軍が38度線を突破。
◯国連軍が平壌に入る。
◯中共の志願軍が朝鮮戦線に出動。中共、朝鮮援助を声明。
◯米韓軍が鴨緑江岸に到達。
◯中共・朝鮮軍が反撃を開始。
◯国連総会で朝鮮停戦のための三人委員会設置決定。
◯米フォン・ノイマンが世界で初めてコンピュータを使い円周率の計算。70時間で2037桁まで計算。
◉マッカーサーが年頭の辞で、日本国憲法は自衛の権利を否定しないと声明。
◉米ブラッドレー統合参謀本部議長らが来日、沖縄強化、日本本土の軍事基地強化を声明。
◉GHQが、沖縄に恒久的基地建設を開始と声明。
◉ソ連引揚げの“日の丸組”団長が、共産党の徳田球一が反動は返すなとソ連に要請したと語る。(徳田要請として問題化)
◉都教育庁が教員246名をレッド・パージ。
◉池田勇人蔵相が、中小企業倒産もやむなし、と発言。
◉池田蔵相・首相特使の白州次郎らが渡米、日本経済再建策について会談。
◉マッカーサーが共産党の非合法化を示唆。
◉吉田首相が南原東大総長の全面講和論に対し“曲学阿世の徒”と非難。
◉警視庁が集会やデモを禁止。
◉マッカーサーが共産党中央委員24名全員の追放を指令。
◉ジョンソン国防長官、ブラッドレー、ダレスと米要人の来日続く。
◉マッカーサーが「アカハタ」の1か月停刊、後に無期限停刊に。
◉マッカーサーが警察予備隊の創設と海上保安庁の増員を指令。
◉日本労働組合層評議会(総評)の結成。
◉東京の新聞社、通信社、放送協会でレッド・パージ始まる。
◉第二次シャウプ勧告。
◉GHQが、1万余人の追放を解除。旧軍人の追放も解除。
◉朝鮮戦争による特需景気。
・この年に亡くなった人にはこんな人も…。波多野精一。吉本せい。相馬御風。三遊亭歌笑。東郷茂徳。小磯國昭。長岡半太郎。ジョージ・オーウェル。エドガー・ライス・バローズ。ジョージ・バーナード・ショー。
◎国鉄が湘南型電車を完成。2〜3両おきに自走能力を備えた、大量高速輸送電車の第一号。
◎初の1000円札も、聖徳太子だった。
◎文部省の調査で、学童の体位が目立って向上し、近視や虫歯も減少と…。食糧事情が好転に向かったためと。
◎田中千代、初めての着物だけのファッションショウ「ニュー着物ショウ」を開催。
◎寿屋がトリスウィスキーを発売。翌年から各地に“トリス・バー”開店。
◎静岡県熱海市で大火、全半焼1500戸、4817人が被災。原因はタバコの火。
◎京都の金閣寺が寺の従弟の放火により、炎上。焼失。
◎ジェーン台風が西日本に被害、死者行方不明者539人。
◎三洋電機が、プラスチックをキャビネットに使ったラジオを発売し、大ヒット。
◎東京後楽園球場で、初ナイター。ラジオの実況中継も始まる。
◎GHQが、民間航空会社に国内航空路線の開設を許可。
◎小田急電鉄が、新宿=箱根湯本間直通のロマンスカー運転を開始。
◎警視庁に、自動車警ら隊。パトカー3台で発足。
◎東京都内の輪タクが免許制になり、約100社あったのが、年末には2社になり、オート三輪タクシーへの転換が進む。
◎東京で外食券なしで米以外の主食が食べられるようになる。かけ・もりそば15円、ざるそば19円。
◎山本富士子が、初代「ミス日本」に。
◎愛知工業(サンウエーブ)がハンダ付けのステンレス流し台を発売。
◎みそ・醤油も自由販売になる。コーヒーの輸入も8年ぶりに復活。
◎森永製菓、「ミルクキャラメル」を1箱20円で発売。
◎岩波書店「岩波少年文庫」刊行開始。
◎リコーフレックス発売。2眼レフブーム起こる。また、「LIFE」の朝鮮戦争の写真が日本製カメラによるものとして、その優秀性が世界に広まる。
◎ケストナー・高橋健二訳「飛ぶ教室」(実業之日本)、グレアム・石井桃子訳「ヒキガエルの冒険」(英宝社)刊行。
◎手塚治虫が「ジャングル大帝」(漫画少年)連載開始。(昭和29年まで)
■流 行:流感(18万人が罹患)・二眼レフカメラ。
■映 画:邦:谷口千吉/暁の脱走・今井正/また逢う日まで・関川秀雄/きけわだつみの声・黒沢明/羅生門。洋画:白雪姫・赤い靴・自転車泥棒・無防備都市・田園交響楽。
■ 本 :石川達三/風にそよぐ葦・井伏鱒二/本日休診・辻政信/潜行三千里・大岡昇平/武蔵野夫人・ロレンス/チャタレイ夫人の恋人・カミュ/ペスト。
■ 歌 :山口淑子/夜来香・二葉あき子/水色のワルツ・渡辺はま子/桑港のチャイナタウン・岡本敦郎/白い花の咲く頃・美空ひばり/越後獅子の唄・東京キッド。童謡:。
■ことば:おおミステイク・とんでもハップン・金へん糸へん・特需景気・アメション。
(2014/10/03 でんでんむし蛇足の記)
朝鮮戦争のニュースは、毎日注目していたという記憶がある。新聞に地図が載っていて、一時は釜山の周辺だけ残して朝鮮半島のほとんどが黒く(本当は赤くしたいところだろうが、まだカラーではなかったから黒)なってしまったこともある。
それが、仁川(2014年のアジア大会をやっている)への敵前上陸という国連軍の作戦成功から、徐々に巻き返していくことになる。
この頃、こどもの間でもクズ鉄や銅線、ガラスビンなどを拾い集めてはこずかい稼ぎをすることが盛んに行なわれていた。
前年の「せむしの仔馬」に続いて、「白雪姫」を学校の映画鑑賞で観に行ったときの印象は、今も鮮烈である。この総天然色長編漫画映画は、日本がアメリカとの戦争を始める前にディズニーが作っていたもので、日本とドイツでの公開は戦後になった。
グレアムの「ヒキガエルの冒険」を、『昭和・平成 家庭史年表』がなぜわざわざ取りあげているのかはわからないが、この本はでんでんむしにとっても思い出深い本だった。(詳細は □07:『のらくろ』と貸本屋で借りたマンガ以外の本『ヒキガエルの冒険』 [ある編集者の記憶遺産])
これにかぎらず、「白雪姫」(□26:学校から団体で映画鑑賞に行ったそういう時代の記憶に残るものは…)もそうだが、戦後の小中学校時代の記憶と記録は、既に書いている[ある編集者の記憶遺産]の項目と重複しているので、この辺は割愛して…。
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