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1147 宮ノ崎=佐渡市浦川(新潟県)両津湾の北の端を区切るこの丸い岬の名の“宮”とはどなたのことでありましょうや? [岬めぐり]

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 黒姫川の河口に開けた黒姫の集落は、この付近ではちょっとばかり大きな部類に入る集落で、その漁港と黒姫大橋を渡って南下すると、この辺りからしばらくの間だけ30〜50メートルくらいの段丘が復活する。
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 この段丘は、次の歌見川でいったん切れる。歌見河口流域にできた歌見集落を過ぎると、また30メートルくらいの段丘が、次の浦川で切れるまで続く。
 そういう規則正しいパターンを繰り返しながら、内海府海岸はだんだんと両津へ近づいていく。
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 道路を走って南下するバスの車窓からは、右手の山側は段丘の崖が続いているので、段丘の上の様子はわからない。海側は、相変わらずコンクリート護岸の単調な海岸風景が流れて行く。
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 南南東の方向に、遠く見えてくるのは、南の山塊の北端にあたる姫崎である。北のほうの山塊を“大佐渡山地”と呼ぶこともあるらしいとわかったが、では改めてこの姫崎のある南の山塊は、なんというのだろう。
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 国土地理院の地理院地図では、ずっと南の赤泊の上の山に“小佐渡丘陵”とこじんまりと記してあるが、これが南の山塊全体を指している名なのだろうか。それにしては、ちょっとヘンだし…。
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 歌見を過ぎ、次のカーブが宮ノ崎である。
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 ここも、段丘の上は見えないし、道路が海の際をゆっくりと回っていくだけの岬となる。
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 このカーブを回り込めば、ほぼ90度に方向転換したことになる。
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 だから、この岬は地図上でもよく目立っているのだ。
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 姫崎を正面に見るということは、宮ノ崎と姫崎を結ぶラインから南が、広い意味の両津湾だ、ということができる。
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 現に、内海府海岸の文字は、宮ノ崎から南では地図には現れなくなる。
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 宮ノ崎のある段丘も、浦川という川でまたいったん終わり、浦川の漁港と集落は丘の南端に固まっている。
 浦川は、漁港と神社とお寺と郵便局と学校とが、フルセットで揃っている、これまで下ってきた内海府海岸で初めての“町”になる。宮ノ崎の上には灯台もあると、なにかどこかの地図で見たような記憶があって、それを探そうとしたがわからない。
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 iPad mini のマップでも、それらしいといえばいえそうな場所も、学校のそばにあったが、不明である。…と書きながらふと「そうか、こういうときは“宮ノ崎 灯台”で検索してみればよいのだ」と思う。
 やってみた。そうしたら、「758 宮ノ崎」と、和歌山県の 宮ノ崎について自分が書いたブログのページも出てきた。もちろん、それ以外にツーリングの記録などがいくつかあって、それらによると確かにここの段丘の上には、四角い塔形の灯台が田圃の端に立っているという。
 和歌山県の宮ノ崎は、大塔宮護良親王の故知があって、それで宮ノ崎の名前がついたと書いていたが、ではここ佐渡の宮ノ崎の“宮”とは、いったい誰のことだろう。
 それについて触れている情報は、探せなかった。

▼国土地理院 「地理院地図」
38.204119, 138.492659
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dendenmushi.gif信越地方(2014/05/18訪問)

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タグ:新潟県
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