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1107 春日崎=佐渡市三川(新潟県)“サンライズ城が浜”という温泉宿泊施設もある海岸に飛び出た赤い岩鼻 [岬めぐり]

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 莚場と小石の二つのトンネルを抜けると、次の岬は春日崎。この付近からは集落がたて込んできて、海岸線に人家が途切れることなく続く。小石、腰細、得和浜、草木、小熊、といった集落の名が地図に表われる。これらは、次の赤泊に続いて一体化しているようだ。
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 バスからは見えなかったが、春日崎のところにある峰山の麓には、神社とお寺の記号があり、そこへは石段で上るようになっている。その下の海岸で、ちょこんと飛び出している小さな盛り上がりに、春日崎というもっともらしい名前がついたのは、どういう事情があってのことだろうか。
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 その山側にある神社とも関連がありそうにも見える名だが、確かめることはできなかった。
 春日崎の西の徳和浜には、どうやらもう一つ別の名前があるようで、海岸線を埋め立ててできた造成地と港湾施設が広がるなかに、“サンライズ城が浜”という温泉宿泊施設もある。
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 造成工事に伴って掘削された温泉なのであろうか。近年、ボーリング技術の進歩によって、1000メートル?も掘れば温泉がでることはめずらしくないらしい。
 おかげで、あちこちに新しい温泉施設ができているのは、その地域にとってもよいことなのだろう。町や市が管理運営するものや民間のもの、日帰り温泉だけのものや宿泊可能なものなど形態はいろいろある。
 いわゆる温泉地などに比べると、泊まっても料金も安い。料理や設備もそれなりではあろうが、誰もが気安く楽しめるというのは、それはそれでありがたい。
 “サンライズ城が浜”のホームページを見ると、“一般財団法人 赤泊振興公社 赤泊農林漁業体験宿泊施設”といういかめしい肩書が付いているが、学校や子ども会などの研修旅行に…というのが、利用シーンのいちばんに掲げられている。
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 最初の計画では、東海岸を時計回りにきて、第一日目はここに泊まることも考えた。だが、それもバスダイヤが東海岸線と岩首線と前浜線と赤泊線で、それぞれ分断されてつながっていないために、実現できなかった。
 それで、東海岸線は強清水で引き返すことになった。東海岸線は、赤泊かそのもっとずっと手前の岩首が終点で、それより先の南西には行かない。
 なのにダイヤは接続していない。そちらの東南海岸には、山越えの岩首線や赤泊線、前浜線を乗り換えながらでないと、行けないことになっている。
 島を周回する道路があるのだから、もっと先の小木まで行けるように連絡があってもよさそうに思うが、それが素人考えというものなのだろう。
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 くどくど同じことを書いているような気もするが、これも案外佐渡を知る上で肝心なことかもしれない。
 そんなわけで、こういうルートになったわけだが、春日崎も前項の竹ヶ鼻同様、往復で同じ道を辿ったおかげで、なんとか車窓からのピンぼけ写真ながら、いちおうは記録にとどめることができた。
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 往路では、まだ雨が降っていなかったが、復路はザンザン降りだったので、ここも写真は主に往路、つまり北東向きの写真になる。
 “サンライズ城が浜”のある埋立地の道路脇には、なぜかヤシの木が並んでいる。こういうところも、プランの発想が貧しいとしか思えないが、どうだろう。なんでもヤシの木さえ立てておけばリゾートっぽくなる、という迷信は全国に蔓延していて、あちこちでよくお目にかかる風景である。
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 でもねえ、佐渡でヤシはどうなんでしょうか…。なにか、イメージが違うような。
 港湾の東に外れるところから、春日崎は見えてくる。
 この岬で張り出している小山は、ごく小さいもので、この付近の地質か、赤い岩鼻が突き出ている。
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▼国土地理院 「地理院地図」
37.881989, 138.436851
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dendenmushi.gif信越地方(2014/05/15訪問)

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タグ:新潟県
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