SSブログ

また石垣島に戻ってきて今度は石垣島の情報についてのあれやこれやから(41) (石垣島だより シーズン2) [石垣島だより]

 与那国島から、またRAC機で石垣島に戻ってきた。石垣と与那国の間はフェリーも運行しているのだが、これだと片道4時間以上かかるうえに週2便の運航。だから、たいていの場合、毎日3往復飛んでいる飛行機を使うことになる。ネット情報には案外古い情報がそのまま残っていることが多い。JTA(日本トランスオーシャン航空)も飛んでいると書いてあるものもまだ散見されるが、その路線はすでにないので、RACのみである。RACは石垣便よりも座席数の多い与那国から那覇の路線も一日1往復ある。
 でんでんむしがまずは石垣島まで戻ってきたのは、このあと宮古島へ移動する予定だからなのだが、その前に今度は石垣島の落ち穂ひろいも…。
 八重山の玄関口の役目を果たしている石垣島では、観光情報が非常に充実している。これは、本土のどんな観光地よりも優れていると思うくらいである。
jyouhousi01.jpg
 フリー(無料)の観光情報誌が4誌もあって、それらが空港、船やバスのターミナル、ホテル、飲食店などに置いてあるのだ。
 もちろん、フリーペーパーだから広告主の情報が主にはなるが、これを入手してチェックしておけば、たいてい困ることはない。インターネットもいらないくらいである。4誌競合する部分もあるが、マリンレジャー情報に重きをおいているもの、飲食店や土産物店がメインのものなど、多少は特色もあるようだ。
 実は、玄関ではあっても、いわゆる観光ポイントには乏しい感のあった石垣島では、近年マリンレジャー基地としての性格を強くしているのだ。
 石垣島と表紙に記してあるものも、石垣だけでなく八重山の各島々の情報をネットしている。石垣でこれらの情報を検討して、みんなそれぞれ島めぐりのプランを考えるのが、なかなか楽しい。
 でんでんむし流は、この情報誌の必要な地図だけ切り取って、それとバスや連絡船のダイヤ(これらもターミナルで手に入る)をたたんでポケットに入れて出かける。それだけあれば、iPad mini さえも必要でない。
 ついでに言うと、宮古島にも同様の情報誌がひとつあるが、こちらのほうはきれいなおねえさん方の写真もたくさん入った夜の盛り場情報が充実している。この違いはなんだろう。おもしろいねえ。
 テレビは、NHKのほか東京のキー局系列の民放が3つか4つあるが、見るべきものが何もないという点で、本土と変わらない。沖縄独自の放送は少ないようだ。でんでんむしが毎日音を消してつけてチェックしていたのは、CSのお天気チャンネルだけ。
 毎日飛行機が飛んでいるおかげで、離島でも新聞が一日遅れということはない。だが、沖縄では本土の全国紙の影も薄くなる。その代わりに幅を聞かせているのが、那覇から飛んでくる「琉球新報」と「沖縄タイムス」。
 この新聞も特徴的で、政治的主張が鮮明で先鋭的である。よくネトウヨのみなさんがしきりに叩いている「朝日新聞」どころではないような気がする。沖縄という地域の特殊な政治性、変わりつつもあるようだが、それをちゃんと残しているのがこれらの新聞ということなのか。
 ちょうど、沖縄県知事が辺野古容認を表明した後で、それを批判する見出しが、数面を費やして踊っていた。
jyouhousi02.jpg
 八重山にも地元の地方紙があって、それが「八重山毎日新聞」と「八重山日報」。でんでんむしが石垣滞在中によく見ていたのは、6ページ建ての「八重山日報」だった。その理由は単純で、この新聞は毎朝ホテルのフロン前においてあるのが、“ご自由にお持ちください”になっていたからである。
 柳田国男の歌を創刊号に載せた「八重山新報」と、関連があるのかどうかは不明だが、「八重山日報」は“右派”の立場を鮮明にしていて、紙面にもそれが明確に表れている。ときには那覇の新聞をも批判し、「八重山毎日新聞」ともどうやら対立しているところがあるらしい。
 八重山の教科書問題の資料はないかと、石垣市立図書館で調べてみたところ、本としては一冊だけあったのが、「八重山日報」が石垣市の中山市長や玉津教育長を支持する立場から出した本だった。
 あ、そうそう。「琉球新報」「沖縄タイムス」と「八重山毎日新聞」と「八重山日報」全部見たいときには、ユーグレナモールの石垣公設市場北東側にある無料休憩所「ゆんたく家」に行くとよいでしょう。
jyouhousi03.jpg

dendenmushi.gif沖縄地方(2014/03 記)

にほんブログ村 その他趣味ブログ
その他珍しい趣味へ 人気ブログランキングへ
タグ:沖縄県
きた!みた!印(28)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

きた!みた!印 28

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました