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1076 ウナリ崎=八重山郡竹富町上原(沖縄県)岬の上の邪魔だった建物がなくなって景観を取り戻した [岬めぐり]

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 昔の記憶もまだら模様で、つながりや全体像がはっきりしないまま、断片的ながらはっきりしてたりする。初めて西表にきたとき、確かこの辺りから海岸へ出る道の途中で、ゴーヤチャンプルの初体験をしたことは、よく覚えていた。だが、それが浦内だったのか星立だったのかが、判然としない。
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 月ヶ浜の印象は、きわめてよくなかったが、それはゴーヤチャンプルのせいではなく、平たく伸びる岬の突端に、岬の高さに比してもいやに高い建物がのさばっていたからだ。それも、初めてきたときからあったのか、それとも二度目にきたときに見たのか、それさえも判然としない。
 風景というのは、人工物を完全に排した、自然の景観だけで成り立つものでないことは当然であろう。けれども、往々にしてたった一つの人工的な建造物などが、辺りの景観を台無しにしてしまうことは、よく経験するところである。
 やまねこマラソンの翌日も、上原航路は欠航になり、お天気も雨が降っていたが、八重山観光フェリーの連絡マイクロバスで月ヶ浜まで運んでもらった。前々日にはここを飛ばして星砂海岸まで行ってしまったから、フリーパスの有効期間内にその穴埋めをしておくためだった。
 マイクロバスの若いドライバーは、前々日に祖納まで連れて行ってもらった人と同じ人で、なぜ月ヶ浜に行くかなど話ししているうちにウナリ崎の上にあった建物はもうなくなっていて、今は周辺の工事が始まっていて入れなくなっていると教えてくれた。
 月ヶ浜も今ではトゥドゥマリ浜という昔の名前に戻している、といった話を聞いているうちに、海岸の入口に着いてしまったので、それ以上詳しい話は聞けずじまいになってしまった。
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 海岸に出てみると、なるほどウナリ崎の上の建物がなくなっていて、スッキリとした岬と入江と砂浜の風景が、きれいに復活している。お天気が雨なので、いささか空も海も色が冴えないけれど、まあその時その時の天候もめぐりあわせで、これはいたしかたがない。
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 ズームで拡大してみると、先端の建物の跡が土台だけ残しているのか、平たくなっているのがわかる。
 あの建物が何だったのか、どういう経緯で取り壊されることになったのか、その後の工事というのはなんなのか…肝心なことを全部聞き出す余裕がなかった。
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 ともかく、うん、やっぱりウナリ崎もこれでなくちゃぁね。トゥドゥマリ浜という名になったという砂浜は、半月形の緩い弧を描いている。そこから月ヶ浜という本土ではよくありがちな名になって、それがまた地元古来の呼び名に戻ろうとしているのは、なにやら象徴的に思える。
 ウナリ崎は、地形的にはしゃくれていて、浜から見るほどまっすぐ横長、というわけではない。これもまた、われわれが景色を見るということは、常に主には横からの視線で見ているわけで、その見え方と実態とはかなり違うところがある。
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 岬とは反対側の南側に、眼を転じてみると、左手からやはり岬のように見える陸地が張り出し、それに囲まれるように島がある。アトゥク岩と地理院地図では表記された岩島は、高さが36メートルもある。これも横目からなのではっきりわからないが、このすぐ左手が浦内川の河口なのである。
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 アトゥク岩は、ちょうどバックにせり出している大きな半島と月ヶ浜の間の狭いところにあって、浦内川の河口をふさぐような形になっている。
 浦内川も、この辺りでは流れがあるわけでもなく、別にふさがれているという意識はないのだろう。
 手前の松林の間に、赤い屋根が見え隠れしているが、ここが“星野リゾート ニラカナイ西表島”である。星野リゾートについては、竹富島でもふれたが、近年全国あちこちで進出がめざましい。噂では、石垣島でも平久保方面にもホテル建設用地を買ったらしいという。月ヶ浜の砂浜には、足跡が多いのは、ここの客が散歩に出てくるからなのだろう。
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 コンクリート製のフラワーボックスが並べられている県道から月ヶ浜に入ってくる道が、実は星野リゾートへの道と同じなのだ。
 ムツゴロウの像のようなものが、花の間に並べられているのはなんだろう。浦内川や月ヶ浜にムツゴロウがいるのだろうか。
 おや、このフラワーボックス、なにか変だ。横に付けられたプレートが剥がれたのも多い。文字らしきものは読めないが、残っている丸いマークは丸が二重になったもので、これは沖縄県のマークだ。
 沖縄県が星野リゾートへの道にからんでいるのか、それとも廃物になったのを払い下げて利用しているだけなのか…。
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 こういう、どーでもいいところが気になるのが悪いクセである。
 Mapionでは地理院地図が表示していない星野リゾートも表示してある。地理院地図は、新しくなっても文字表記が少な過ぎである。Mapionはウナリ崎の位置がまるっきり違ううえに名前も“宇那利崎”と、相変わらずわが道を行っているようだ。これもどーでもいいことだが、やはり気になるので、ネットから「地図上の間違い指摘」というのがあったので、ついでに指摘しておいた。そしたら…。
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 「【マピオン電話帳】掲載位置のご確認」という題名のメールがきて、場所のURLを教えろという。そんなんちゃんと書いてあるんだから見りゃわかるだろう、なにいってんだか。それにこちらは【マピオン電話帳】になにか言ったつもりもない、とほおっておいたが、それから2~3日後に見ると、ちゃんとMapionの「宇那利崎」の位置は、地理院地図に合わせて南向きの岬の先端に修正されていた。

▼国土地理院 「地理院地図」
24.425354, 123.765635
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dendenmushi.gif沖縄地方(2014/02/09訪問)

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タグ:沖縄県
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