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1075 ニシ崎=八重山郡竹富町上原(沖縄県)かつては手のひらいっぱいにくっついてきた星砂も激減しヤマネコも絶滅が心配 [岬めぐり]

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 ニシ崎は星砂海岸にある無人島を除けば、西表本島のいちばん北の端になる。上原からは、ひたすら北西にほぼまっすぐ伸びてきた海岸が、このちょこんと突き出た岩の岬で打ち切られる。
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 開拓地が切り開いてきた半島の出っ張りが、上原山の北に続いていて、その中央部は広い住吉牧場で占められている。その牧場から南西側は低地で開けているが、それを取り囲むように標高20メートル前後の丘がでこぼこと連なっていて、パイナップルなどの畑も広がる。
 西表交通の一本だけの路線バスも、ここでは県道215号線から離れて、この半島の丘をぐるりと一周りする。「星砂の浜」というバス停から下って行くと、目の前に無人島がいくつか現れる海岸に出る。この海岸が、有名な星砂の海岸で、ニシ崎はこの海岸が東で終わるところにあたる。
 星砂については、前にも竹富島の「817 東岬=八重山郡竹富町竹富(沖縄県)“星の砂”から“星のや”へ 君住む島に別れをつげる」 の項で書いていた。
 竹富島では東岬の浜(アイヤル浜)のほかにも、西海岸にあるカイジ浜も星砂があるというか、むしろ今では竹富の星砂といえば、アイヤル浜ではなくてカイジ浜のほうである。コンドイビーチに近いこともあって、実質的にカイジ浜のほうがメインになっている。だが、“星砂の浜”という看板が立つカイジ浜の星砂も、大勢の観光客がやってくるが星の砂は探すのに苦労するだろう。砂ごと持ち出しを禁ずるという注意書きもあるカイジ浜では、観光客が集まる中央からずっと外れるのが星砂探しのコツである。
 では、かつてはここで砂浜の砂に湿った手をつくと、無数の星砂がくっついてきた、西表島の星砂海岸は、今はどうなっているのだろう。
 ここも海岸の岩陰とか、ありそうなところを探してみるが、なかなか星砂は見つからない。小さな丸い砂がたくさんあるが、ツノが出ていない。たまにツノのあるのがあっても、ごく小さい。
 潮流が変化したというより、プランクトン自体の発生が少なくなったのだろうか。観光客が押し寄せて、あるいは土産物にするためバケツですくっていったからだろうか。だが、星砂はもともと有孔虫の死骸なので、死骸をいくら持って行ったとしても、有孔虫そのものの生存には影響はないはずではあるが。
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 敷石状になった岩や、ホールのある岩などがある海岸を、東へと歩いて行きながら、星砂を探してみるが、なかなかたくさん見つかるところはない。だけど、この海岸の岩もいかにも沖縄らしくていい。岩の下が凹んでいる。これは琉球石灰岩が比較的軟らかい岩なので、裾が波によって削られるからだ。
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 ニシ崎の崖の下が、少し広いテラス状の岩場になって、その先端が鳩間島のほうを向いて突き出る。このニシ崎のテラスも、その岩裾がえぐられているので、ほら、海面のうえに岩が浮いているように見えるでしょう。
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 そのニシ崎の付近に、少しだが星砂が比較的あるような場所もあった。いずれにしても、探さなくては見つからないとは、昔のことが信じられないくらいの激減ぶりである。なんともはや…。
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 竹富島も西表島も、「星砂の浜」の名はいつまで守ることができるのだろうか。
 そういえば、土産物店で売っているビン入りの星砂も、色をつけた砂のなかにばらばらと混ぜたのを売っていた。このほうが星砂のツノがよく目立ってわかるのだが…。
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 目の前の無人島は、まったく昔と変わらぬ姿で、その琉球石灰岩の裾が波でえぐられた岩島の間に見える青い海と白い波とともに…。
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 「星砂の浜」のバス停でバスを待っているとき、チャイムが鳴って島の防災放送?が流れてきた。その内容は、イリオモテヤマネコの交通事故死発生を伝えるもので、2013年には過去最悪の年間6件の交通事故があり、2014年元旦には1件目の交通事故が発生していると、注意を促している。
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 那覇自然環境事務所では、
 「万が一、交通事故の当事者となってしまっても、故意でない限り罪に問われることはありませんので、情報をお寄せ下さいますようお願い致します。頂いた情報から交通事故の場所や時間、死傷個体の状態、道路周辺状況等の情報を分析し、対策に役立てています。」
 と報道資料で述べている。大原港と上原港には、「わ印ナンバー」で走ろうという観光客に対して、PRとともに注意を呼びかけている。
 イリオモテヤマネコは、現在の推定では100匹程度がこの島で生息しているに過ぎないといわれているので、年間6匹も車にはねられていれば…。
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▼国土地理院 「地理院地図」
24.437271, 123.783102
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dendenmushi.gif沖縄地方(2014/02/07訪問)

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タグ:沖縄県
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