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849 三ツ石崎=北斗市三ツ石1丁目(北海道)行けない岬の代わりに江差線の車窓から改めて探し訪ねて [岬めぐり]

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 2012年9月は、北海道は道南、渡島(おしま)半島の岬めぐりに出かけた。JR東日本のパスが、北海道エリアでも使えるものが新登場したので、それを使ってみたのである。5日間乗り放題で23,000円というのだが、道内のJR各線を乗り回すつもりならかなり得だろう。
 ただし、こちらは岬めぐり、乗り鉄ではないので、範囲は渡島半島で訪問し切れていないところを回るのが目的。
 津軽海峡線で北海道に渡ると、木古内から江差線に乗り換えて、松前街道に沿ってまず函館まで行く。
 本当は、上磯郡知内町は小谷石付近の蛇ノ鼻岬、長磯岬、狐越岬、ナマコ岬、そして名越岬が見えるところまで行きたかった。
 ところが、どうやってみてみてもうまく計画が立たない。バスもあるにはあるが、まことに乗りにくいダイヤになっていて、今回は行くことができない。
 そこで、しかたなく、木古内から函館に向かう江差線の岬をおさらいすることにした。この江差線も、ちょうど訪問中の地元ニュースで、2年後の廃線に地元自治体が同意したと伝えられた。
 動かすと赤字が膨らむ、そこでできるだけ動かさないようにダイヤを変える、すると乗る方はますます不便になるから、ますます乗らなくなる、だからますます赤字が膨らむ…そういう地方の不採算路線のモデルのような格好で、この線もなくなってしまう。
 江差線とは、函館と江差の間をいう。津軽海峡をトンネルで越えてきた、特急「白鳥」なども、みなこの線を通っている。当然、なくなるのは木古内と江差の区間だけだろう。そうなると、残る函館=木古内間も現在は「江差線」となっているのでその名称も使えなくなるなあ。それを「津軽海峡線」のままで函館まで引っ張っていくのもヘンじゃないのか。ヘンでも、きっとそうするんだろうね。
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 木古内〜函館間には、サラキ岬、三ツ石崎(「ツ」は大きい表示になっていたので修正)、葛登支岬と三ツの岬がある。149 サラキ岬 と、148 葛登支岬・三ツ石崎 はそれぞれ項目はつくっていたのだが、148項については改めてバラして項目を独立させることにした。
 サラキ岬が三ツ石崎の前にあるのだが、ここも前の看板だけが目立っていた149項の写真と比べると、なにかと公園整備が進んでいるようだ。
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 三ツ石崎も改めて、その姿を木古内で乗り換えた江差線の車窓から追ってみた。二両編成の古い車両の窓は、滅多に掃除もされていないように汚く汚れているが、それも赤字で廃線間近かの運命を予感してのことだろうか。
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 白い波が砕ける海岸に沿って道路が走り、それと平行するようにして線路が延びる…そんな風景は、長い日本の海岸線では、きわめて一般的な、どこにもよくある景色である。
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 そしてまた、そこにできるカーブと丸い出っ張りは、たまに岬として名前がついたりすることもあるが、名もなくただのカーブで過ぎるものが圧倒的に多い。
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 そういえば、今回は新幹線が八戸から新青森まで延びて、初めての津軽海峡越えとなったわけだ。できれば、「はやぶさ」に乗ってみたかったが、このパスでは乗れないので、「はやて」で八戸から延伸された新青森までを走った。
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 このコースも、いちばん長い八甲田トンネルをはじめとして、長短いくつものトンネルがある。半分くらいはトンネルの中を走っているようなもので、決して楽しいというものではない。「はやて」の車両も、座席の背もたれが高くなって、同時に窓も小さくなっているので、車窓を楽しむようにはできていない。
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 前にも、「車両設計は、外側から見る分にはかっこいいのだが、車内は全然ダメ」という「はくたか」や「さくら」の窓と座席の位置について書いていたが、これは「はやて」も同様である。新幹線は、速く点から点へ移動する手段に過ぎない。その車窓から景色を期待するのは、もうムリなのだ。(でも、「はやぶさ」も一応試してみないとね。)
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 新青森から靑森へ行くのも、運転本数が少なくて、この区間は特別に特急券なしでも特急に乗ることができる。
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 函館行きの「白鳥」と「スーパー白鳥」は、本数も限られ自由席が2両しかないので、指定席をとらなければひどい目に遭いかねない。みんなそれがわかっているので、指定席はすぐに満席になる。とくに、朝早く東京を出てくる便の連絡は、指定をとるのも大変だ。また、このパスが使える期間は大混雑である。
 そんな乗客のなかで、木古内で降りる者はほとんどいない。

▼国土地理院 「地理院地図」
41度43分58.01秒 140度34分42.14秒
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dendenmushi.gif北海道地方(2012/09/01 訪問)

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タグ:北海道
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