八重山(やいま)の島々へは石垣港離島ターミナルから出る連絡船で(05) [石垣島だより]
石垣空港が八重山地域の空の玄関だとすれば、石垣港離島ターミナルは海の玄関となろう。周辺の離島への船による交通は、ほとんどすべてがここを中継点として各島々へ向かうことになる。
このターミナルができたのは2007(平成19)年という比較的最近のことで、それ以前はもっと手前のL字型になった岸壁に、それぞれの船会社が桟橋を延ばしたり、直接岸壁に舳先を着けて客を運んでいた。そこは、かつては離島桟橋とか、観光港などと呼ばれていたのだが、八重山列島への表玄関は、その当時と比べると様相を一変している。
お決まりの八重山風の赤瓦のターミナルからは、広いロビーを経て岸壁に向かってドアをくぐると、やはり赤瓦の浮き桟橋から、八重山観光フェリー、安栄観光、波照間海運、石垣島ドリーム観光それぞれの航路の連絡船に乗り込んで島へ向かう。
船会社のチケットブースには、それぞれが運行する島々の名前を掲示してあり、それを眺めるだけでも日本最南端に位置する南の島への憧れは膨らんでいきそうだ。
10の有人島と20近い無人島を総称して、八重山列島とか、八重山諸島とかいうが、これには北東に位置する宮古列島は含まず別扱いとなる。また、普通は「やえやま」だが、「八重山」と書いて、「やいま」と読ませることもある。
八重山列島と宮古列島を総称するときは、天気予報などでもよく使う「先島諸島」という呼名がある。
沖縄本島を加えれば、「琉球列島」となり、奄美諸島をも加えて、広く「南西諸島」ということもある。沖縄の本土復帰が遅れたこともあって、そのさらに遠くはずれにある八重山の島々は、久しく本土の日本人の意識にすらなかった、といっても過言ではなかった。
戦後もだいぶ経ってから、こどもだったでんでんむしなどは、「イリオモテヤマネコ」で初めて、沖縄からも遠く離れたこの付近に、こんな島々があることを知った。
だが、今では八重山の島々をめぐる観光ツアーは“八重山5島めぐり39,800円から”などと新聞広告を賑わし、これも大人気のようで、毎日多くの人がここから船に乗って出発していく。
沖縄地方(2011/12/29 記)
これからどこに渡るのでしょう~
気になるなぁ・・・
そちらは暖かいのでしょうね♪
by ぱぱくま (2011-12-29 23:53)
@昨日などは、外を歩いていると暑くて暑くて…。汗をいっぱいかいたので、帰ってすぐシャワー浴びて、Tシャツに着替えました。
離島への計画はまだ具体化していませんが、まあふらりと連絡船に乗ってみますかねえ。
by dendenmushi (2011-12-30 06:25)