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47 住吉神社例大祭。ことし(2011)は3年に一度の祭りにあたるがあの大幟がみられるのかどうか [月島界隈]

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 住吉神社の例大祭は、3年に一度、8月の始め頃に開催される。でんでんむしも月島に棲息中、三度もこの祭りを楽しんだ。ちょうど今年平成23年は、大祭の年に当る。三社祭は中止、東京湾の花火も中止というが、ここはどうするのだろうか。三社祭よりは遅いうえに、なにしろこちらは3年に一度なので、やることになるのだろう。だが、それでも祭りをやるとすれば、どこでどう配慮しながら祭りをやるのか、今ごろ佃の氏子や神主も悩んでいるのだろうか。
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 もともとは、家康以来の経緯によって、四角い佃島の氏子で始まったが、月島の造成が進むにつれて、住吉神社の氏子とその範囲も膨らんでいった。
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 その祭りがある年には、早くからさまざまな準備が始まる。7月になると堀から大幟の柱などを掘り出して、佃煮屋の丸久の裏に横たえて乾かす。祭りのシンボルともいえるこの大幟は、別に深い穴を掘って立てているようにも見えない。ロープで張ってはいるが、木材を組んで立てているそれだけで力学的に安定している(らしい)。それだけで大丈夫なのかと、ちょっと不思議ながら気になる。
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 祭りのスケジュールを織り込んだポスターがつくられ、町内ごとに神輿や法被などの点検もしなければならない。もちろん、寄付を集めにまわらなけばならない。町内あちこちでは御旅所といわれる神輿巡行の休憩所のやぐらが組まれ、葦簀(よしず)が張りめぐらされる。竹が立てられしめ縄が張られ、軒軒には祭礼提灯が揺れる。
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 これは、日本中がどこでも同じ夏祭りの風景である。
 家々に掲げる提灯が、地域によって異なることに気がついたのは、前回の祭りのときだったか。獅子頭がねり歩く一丁目の提灯は赤く、堀の向こうの二丁目は確か青だった? 月島は確か白かった…?。
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 祭りは、地域の人々のつながり、その強さを如実に表すものといってもよい。住吉神社の大祭にかける佃島の地元の人の熱意や努力は、たいていではないが、それも遠く先祖から連綿と受け継いできたものと思える。そういう背景があれば、45項の震災のときの古老の語りぐさも、なんとなくそういうこともあるかと納得できるような気もする。
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 それにしても、佃にしても月島にしても、祭りとなるとよくあれだけの人が集まってくるなあと感心する。それが、日常的にそこらに住んでいるようにはとても思えないのも、不思議といえばいえる。
 さて、どうしますかねえ、今年は…。

dendenmushi.gif(2011/04/15 記)

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タグ: 月島
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コメント 4

ナツパパ

おまつりは、いつもどおりやればいいと思いますがねえ。
いつもどおりやることが、むしろ大切なんじゃ無かろうか、と思います。
by ナツパパ (2011-04-15 08:17) 

ぱぱくま

祭りは今や文化・伝統の側面が大きいですよね。
色々と世間の動向や空気を読むのも良いのですが、
ここは元気になってもらうためにもやりましょうよ。

by ぱぱくま (2011-04-16 01:11) 

dendenmushi

@自粛の自粛という流れは主流になってきたようですからね。まあ、佃は3年に一度だから、やるでしょう。
by dendenmushi (2011-04-19 06:50) 

dendenmushi

@関東の夏祭りで、おもしろいなと思ったのは「水かけ」です。これも独特の文化・伝統なのでしょうが、西日本ではあまりみられないように思いました。
by dendenmushi (2011-04-19 06:53) 

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