16 隅田川。月島が造成されたことで隅田川も下流に向かって延長されていったわけで [月島界隈]
隅田川といえば、“いざこととわん都鳥”や“春のうららの”などで全国的にも名高い川である。江戸時代までは、もっぱら「大川」と称されていた。明治の半ばまでは、隅田川は永代橋のすぐ下流で終わり、そこから先の東京湾には石川島と佃島が浮かんでいたわけだ。
したがって、月島ができてから、隅田川は少しずつ南西方向に延びていったことになる。
月島川水門付近では、川幅は230メートルになり、勝鬨橋付近ではさらに長くなる。干満の差もあるが、それは川の流れの変化によって顕著な差が生じる。隅田川の水運はいまでも細々と息づいているようで、時折は平べったい船体のタンカーなども往来している。少なくなったが、ゴミなどを運ぶだるま船は、佃から二股に分かれる水路の東をとり晴海大橋のほうへ出て行くようだ。
現在、隅田川でいちばん目立つ船は、水上バスである。日の出桟橋と両国を結ぶメイン航路の本数は多いので、しばらく川辺を眺めていると現われる。
NHKの夕方のニュースでタイトルに使われている(首都圏だけか?)のは、この付近の隅田川をもっと高いところから少し東よりの角度から撮っている。
(2011/01/23 記)
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タグ:月島
関東に住んでいた頃、田舎の行き帰りにこの隅田川沿いの
首都高速を何度となく通り、懐かしく拝見させていただいて
おります。
by tokumichi (2011-01-23 11:42)
@やはりUターン組、ということでしょうか、tokumichiさんは。でも津軽まで車で帰るのは大変でしょう?
東京から東北方面への脱出経路では、首都高(6号線っていうんですかね)で、箱崎から新大橋の北側で隅田川を渡るのが、一般的なようですね。もっとも、いつも混んでるところらしいけど。
by dendenmushi (2011-01-24 06:24)