15 わたし児童遊園。「わたし、あなた」じゃなくて「月島の渡し」があったところ [月島界隈]
月島3丁目の南西付近は、小規模のマンションなどが並ぶが店などはまったくない。月島一号地の隅田川側の端を少し隅田川を上流に行ったところにある、「わたし児童遊園」。西河岸通りと隅田川の間が、小さな公園になっているが、ここは昔、月島の渡しという渡船の発着所があった場所である。
公園の向うは、隅田川。堤防を階段で越えると、「隅田川テラス」が川の両岸に続いている。右岸は勝鬨橋の手前で終わり、左岸は勝どきの新月島川までテラスは延びているが、月島川水門の手前で切れているので、テラスを完歩したければ、この公園までいったん戻って、西仲通り橋を渡って水門の南に出る必要がある。
でんでんむしも、「隅田川テラス」は結構よく歩いたものだ。
月島の渡しは、対岸の明石町のテラスに水門の跡(というより現在も水路はあるので活動はしているらしい)がある、その付近と連絡していたものだろう。その水門の先は、割りと広い入江があったが、今は埋め立てられてあかつき公園になっている。
中央区の説明板によると、月島一号地の完成とほぼ同時に、ここで渡船営業を始めた鈴木さんがいたわけだ。その後、東京市の市営となり、渡し賃も無料化されたが、1940(昭和15)年に勝鬨橋ができるとその使命を終えた。
(2011/01/22 記)
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タグ:月島
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