03 清澄通り。月島の中心を貫く4車線の広い道を初めて歩いたのはもうかれこれ… [月島界隈]
月島の道は、すべて真っすぐな道で、カーブひとつない。その整然とした道のなかで、駒形橋と豊海埠頭の間で、ほぼ隅田川の左岸に沿うように走る清澄通りは、背骨のように月島の中央を北東=南西に向けて貫いている。
でんでんむしにとっては、清澄通りは昭和40年代の終わり頃に初めてきて歩いた憶えがある。そのときも広いけれど車の少ない道と、プラタナスの並木が印象的だった。そのプラタナスも、年を重ねて節くれだっている。
4車線プラス停車エリアのある広い道は、いつもはたくさんの車で埋め尽くされる。
連休の間だから、車のいない清澄通りも撮れる。
あの頃、日本の道はまだ狭くてでこぼこの道が多かった…。
昨日は、NHKハイビジョンでやっていたフェデリコ・フェリーニの『道』をまた観てしまった。1954(昭和29)年製作の小さな白黒の暗い画面のこの映画が、日本で公開されたのは1957(昭和32)年のことで、高校生の終わり頃に観た。その年のキネマ旬報ベストテンの外国映画第1位になったのだが、このときのベストテンが、実にすごかったのだ。あの頃の映画が、いちばん輝いていたような気もする。(2位=ジュー ルス・ダッシンの『宿命』、3位=ビリー・ワイルダーの『翼よ!あれが巴里の灯だ』、4位=ロベール・ブレッソンの『抵抗』、5位=デヴィッド・リーンの 『戦場にかける橋』…。日本映画のほうもそうでした。今井正の『米』、木下恵介の『喜びも悲しみも幾歳月』、黒沢明の『蜘蛛巣城』とかね。)
(2011/01/10 記)
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でんでんむしにとっては、清澄通りは昭和40年代の終わり頃に初めてきて歩いた憶えがある。そのときも広いけれど車の少ない道と、プラタナスの並木が印象的だった。そのプラタナスも、年を重ねて節くれだっている。
4車線プラス停車エリアのある広い道は、いつもはたくさんの車で埋め尽くされる。
連休の間だから、車のいない清澄通りも撮れる。
あの頃、日本の道はまだ狭くてでこぼこの道が多かった…。
昨日は、NHKハイビジョンでやっていたフェデリコ・フェリーニの『道』をまた観てしまった。1954(昭和29)年製作の小さな白黒の暗い画面のこの映画が、日本で公開されたのは1957(昭和32)年のことで、高校生の終わり頃に観た。その年のキネマ旬報ベストテンの外国映画第1位になったのだが、このときのベストテンが、実にすごかったのだ。あの頃の映画が、いちばん輝いていたような気もする。(2位=ジュー ルス・ダッシンの『宿命』、3位=ビリー・ワイルダーの『翼よ!あれが巴里の灯だ』、4位=ロベール・ブレッソンの『抵抗』、5位=デヴィッド・リーンの 『戦場にかける橋』…。日本映画のほうもそうでした。今井正の『米』、木下恵介の『喜びも悲しみも幾歳月』、黒沢明の『蜘蛛巣城』とかね。)
(2011/01/10 記)
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タグ:月島
訪問とnice!ありがとうございます。
by takechan (2011-01-10 08:29)
はじめまして!
ご訪問&nice!を頂きまして,ありがとうございました。
これからも,よろしくお願い致しますm(_ _)m
by たかれろ (2011-01-10 08:58)
訪問いただきありがとうございました。「道」を見たのは大学生だったかな。名画会か何かだった。戦場にかける橋以下当時の映画はスケールも、思想も、技術もすごかった。
by 京都写真紀行 (2011-01-10 18:33)
ところで
~♪おいらみさきのーとーだいもーりーはーー♪~は、
dendenmushiさんのテーマソングですか?
by アサギいろ (2011-01-10 22:21)
@takechan さん、最新新着リストからみて、お訪ねしました。でんでんむしとしては、初めての試みです。
by dendenmushi (2011-01-11 06:00)
@たかれろ さんのお名前だけは、どこかでみて覚えていましたよ。どういう意味だろうと思って…。
by dendenmushi (2011-01-11 06:02)
@お名前は、ツイッターのsfotakayoshiさん、でいいのでしょうかね、京都写真紀行さん。
やはりそうですよね。『道』なんか、高校生でみても人生を考えさせられるようなところがあって…。
なにかにつけて、“自己主張を極力抑えて対象を客観的に写し込む”ことができないでんでんむしです。
by dendenmushi (2011-01-11 06:14)
@アサギいろ さん、うちのテーマソングは、山本コータローとウィークエンドの『岬めぐり』です。ご存知ですか。これ、知っているかいないかで、だいたい世代が分かれる…。
おいら岬〜もよく歌いましたねえ。これもあちこちの灯台と岬も出てくるのです。灯台守も公務員で、転勤して行くわけです。
by dendenmushi (2011-01-11 06:19)