SSブログ

498 松ヶ崎=日光市中宮祠(栃木県)掟破りで中禅寺湖俯瞰してみても… [岬めぐり]

matsugasaki01.gif
matsugasaki04.gif
 松ヶ崎は菖蒲ヶ浜の対岸に当たる。この両者を結ぶラインは、中禅寺湖を東西に二分するもので、乗った遊覧船の航路にもなっている。もう一つ別の遊覧船コースだと、さらに西へ千手ヶ浜へ行くのだが、そっちへは岬もない。
matsugasaki06.gif
 ただ、どういうわけか、この中禅寺湖の西側には、岬のかわりに赤岩、冠石、梵字岩、白岩という名が地図には明記されている。
 菖蒲ヶ浜から南に向かって湖を横断する船の進行方向になるので、正面からの松ヶ崎は逆光線になり、真っ黒にしか見えない。それでも、船の進行と向きによって、徐々にその姿が明らかになってくる。
matsugasaki02.gif
 しばらくして、進路を東に変えたときに、初めて紅葉の松ヶ崎が横から見えた。紅葉というより、黄葉というべきかもしれないが、そのへんは植生によってかなり違う。ここらは男体山麓よりも、まだ紅が多いほうだ。matsugasaki09.gif
 菖蒲ヶ浜と松ヶ崎を結ぶラインというのは、こんなふうになる。右手が菖蒲ヶ浜でその奥が戦場ヶ原、左手上のほうの岬が松ヶ崎である。ちょっと掟破りになるが、これは、別のときに別の場所から撮った、昔の写真。
matsugasaki08.gif
 こうしてみると、やはり松ヶ崎には名前が必要だったのだろうと思える。
matsugasaki11.gif
 遊覧船が大崎を過ぎ、菖蒲ヶ浜の桟橋に着いたときには、何人かの乗客が降りていった。この浜にも来たことがあるが、ここから上れば竜頭の滝を経て戦場ヶ原へ出る。この桟橋の東側には、中禅寺金谷ホテルができているので、ハイキングには縁のないような人々も、この付近に出没するようになった。この上の戦場ヶ原、光徳牧場、小田代原、湯ノ湖と、この辺りはいちおう歩いている。湯元は、こじんまりしてしているところと白濁の湯が気に入って、何度か泊まっている。
matsugasaki10.gif
 掟破りついでに、この上の戦場ヶ原や湯ノ湖付近で、以前に撮った写真も…。
 金精峠も越えたし、霧降高原も通ったので、奥鬼怒川、奥日光以外はなんとか人並み程度には、日光も一通りは回ったといえる。
 日光のよさは、寺社を中心とした観光地の猥雑さと、自然の中に遊ぶコースのバランスが、比較的うまくとれていることだろう。自然を楽しむには、町から適当に離れて、しかも山へ登ってこなければならないが、それもそう遠い道のりではない。
 中禅寺湖は、男体山の噴火が流れを堰き止めてできたもので、河口湖と同じく堰止湖である。だが、1,200メートルの標高は、ダム湖を除けばこれくらいの大きさをもつ湖としては、いちばん高いところにある湖だという。水深は最深部で160メートルほど。
 湖岸のでこぼこの連なりも、カルデラ湖とはまた異なるようにも見えるが、それも単なる思い込みか。
 金精峠の下の湯ノ湖から湯滝、戦場ヶ原から竜頭の滝、中禅寺湖から華厳の滝…と、見事に段々の階段状になっている日光の地形が、変化に富んだ風光を産んだことは間違いない。

▼国土地理院 「地理院地図」
36度44分16.70秒 139度27分25.18秒 
matsugasakiM.gif
dendenmushi.gif関東地方(2009/10/28 再訪)

にほんブログ村 その他趣味ブログ
その他珍しい趣味へ 人気ブログランキングへ


タグ:栃木県
きた!みた!印(9)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:地域

きた!みた!印 9

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

トラックバックの受付は締め切りました