485 根田内崎=下北郡大間町大字大間(青森県)ここから函館へ行けるんですが原発も近いんです [岬めぐり]
大間という町は、本州最北端の出っ張りだけでなく、南北に長く、その南半分は山地である。西の大間港や町役場のあるところが町の中心部で、その南西の端に根田内崎がある。
自然の地形らしい丸みを帯びた海岸線は、あまり岬らしくはないが、たくさんの船が引き上げられている。その内側は、区画された住宅街になっていて、比較的新しく開けたものだろうか。
北の海に向かっては、埋立てで埠頭ができているので、あるいは根田内崎と呼ばれてきた岬の一部は、消滅した可能性もありそうだ。
ここから南へは、佐井村方面が望める。その先端は、矢越のあたりであろう。北に目を転じてみれば、北海道の山並みが望める。ここから約30キロ北北西に進路を取れば、函館があるのだが、特徴のある函館山が島のように見えている。
その埋立地の埠頭が、フェリー乗り場になっている。日に2便(8月の3週間だけは3便)、函館と大間を結ぶフェリー『ばあゆ』が、ちょうど接岸していた。朝の便は、7時過ぎには出港する。
最北端の大間は、なかなかアプローチが大変であるが、函館からフェリーという手…ではない足があるのを知ったのは、あるテレビドラマにそれが出てきたからだった。そのことは、どこかで書いたような気がするが、ドラマは真面目に見ていないので、どんな話だったかそれも忘れてしまった。だが、大間へ行くには函館からフェリーもあるという情報だけは、しっかり刻み込んでいた。
大間崎、尻屋崎を含めた下北半島の岬めぐり計画は、これまで何度となく計画しつつ、実現していなかった。計画案も考えてはダメ、考えてはこれもダメで、都合8種類くらい考えて、やっと今回のプランが実現した。
この津軽海峡フェリーの案も、試行錯誤の末に結局は採用にならなかったわけだが、それもひとえに、便数が少ないとダイヤがうまく計画にはまらないからである。
そうして立てた苦心の計画も、現地にきてみると、いろいろあって必ずしも計画通りにはいかないもので、それもいたしかたない。
前日も、雨にあったおかげで、風間浦村の岬がいくつか積み残しになってしまったが、これは帰り道にまた行けばよいということにして、とりあえず大間まできた。
下風呂付近の岬も、後回しにして飛ばしてきたのだが、風間浦村と大間町の境界に近いところに、コダ崎という岬がある。
ところが、これだけが離れてぽつんとあるので、バスをここらで降りてしまうと、次のバスまで時間ロスが大きい。
そこで、早朝にホテルを出て、タクシーを呼んで、周辺の岬を朝飯前にひとめぐりすることにした。大間の出っ張りの東の付け根にあるコダ崎までは、歩くにもバスに乗るにも、不都合だったから、ここはタクシーに頼るしかないのだった。
41度31分22.30秒 140度53分55.29秒
東北地方(2009/09/10 訪問)
付記:昨日10/16(金)は0時から9時まで、So-netがメンテに入って、アクセスできなかった。それはいいのだが、いつもメンテがあると、その日1日分のアクセスデータは無視されてしまい、「それはなかったことにしてね」というのがSo-net流である。
前回もそうだったのだが、メンテが終っても、その日の読者数・閲覧数は前日分のデータに加算されて表示される。しかも、ランキングデータは更新されず、前日のままである。
そして、日付が変わって、今日になると閲覧データはリセットされているので、結局でんでんむし自己最高に近い閲覧数を記録した10/15(木)のデータは、ランキングデータにはなんら反映されないことになるらしい。
いや、遅ればせながら今日のランキングに反映されるのかな? と思ってみたが、やはりそういうことにはならない。15日(メンテ前日)のデータは、無視され、すっ飛ばされてしまった。確か、前回も知らん顔でスルーされた記憶がある。
それがプログラムミスによるものか、単なる横着なのか、それともふかーい意味でもあるのか。どういう理由でそうなるのか、不明で見当もつかない。
こういう一見どうでもいいことも、いろいろシステムを組む人の思考や挙動に注目して観察してみると、なかなか興味深いのである。
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