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番外:2009年もよろしくお願いします(Macintoshと年賀状とSo-netブログ) [番外]

 世の中めでたいことばかりではありませんが、いちおう新年のご挨拶を申し上げます。
 いろいろ思うところあって年賀状もやめてもう15年にもなりますが、2009年は丑年。ちょうどふた周り前の丑年が1985年でした。そのときに、でんでんむしが親戚友人知人仕事関係者に出した年賀状がこれ。
2009N.gif
 1984年の子年からは干支のキャラクターを利用しようと、ミッキーマウスをBASICでつくった円で描きました。牛のキャラはなかなかなくて、やっと当時SONYがもっていた牛キャラをみつけたので、1984年に出たばかりの革命的なMacintoshにバンドルされていた革命的なソフトMacPaintで描いたのがこのSPASE TRIPでした。
 このときは、Macintoshは9インチのモノクロモニタ、日本語はまだ使えず、ひらがなや漢字はドットで文字を描いたもので、ゲイツ君もMacOSのマネッコをつくるのに余念がなかった頃のことです。
 おそらくこの年賀状を見て、そんなことがわかる人は誰もいなかったのではないでしょうか。「なんじゃこれは…。またあいつ変なことしとるわい」というのが大方のところだったでしょう。
 現在の「パソコン」といわれるハードやGUIとマウスで操作する基本ソフトの原形は、実にこの84年のMacintosh登場のときに初めて一般人でも使えるように実用化され、コンピュータの大衆化はここから始まったといえます。
 あれから24年。Macintosh128kの登場からは、ちょうど四半世紀を数えることになりました。コンピュータとその環境も様変わりになりました。それ以前のBASICのマイコン時代を抜きにしても、その間のさまざまな想いやできごとが、24年前の年賀状を引っ張りださせることになりました。まさに、万感の想いあふれる24年間でした。
 ひとつ言えることは、24年間に20台近いMacintoshを買って、やっと道具として使えるようになったということでしょうか。昔のようにコンピュータそのものへのこだわりは、自分のなかではずいぶん沈静化しました。もはやAppleもiPod・iPhone屋さんになってしまいました。
 Macintoshを使っている人は、2〜3%しかいないらしいSo-netで、こんなこと書いてもしょうがないのではありますが、25年の間にはずいぶんとさまざまなことがあるものです。
 そういうわかりきった結論が、2009年初頭の感想というもの、なんか冴えない話でしたね。
    ▲ △ ▼ ▽ ▲ △ ▼ ▽▲ △ ▼ ▽
 さて、So-net blog『でんでんむしの岬めぐり』も、2009年から通算360番台になります。
 このブログをお借りして、過去の岬めぐりのデータ整理を始めたのは、2006年の秋からでした。結構昔から岬めぐりの意識はあったものの、ついでに足を伸ばして、というくらいが関の山で、まあ主だったところにいければいいや、というくらいに考えていたのです。
 ところが、ちょうど写真がネガからデジタルへ切り替わる頃を挟んで、なかなか昔の写真を探すのが一苦労で、結局探してもみつからないものもありました。
 それなら、再訪も必要だし、いっそのこと日本中の岬・崎・鼻をできる限り、しらみつぶしに歩いてみようということに、方針を転換する決心をしたのもその頃です。
 ブログには、その記録を一日置きに整理してアップするということをしてきましたが、それももっぱら自分自身の個人的なニーズに始まったことであり、ブログでたくさんのお友達をつくったり、アクセス数を増やして誇る気など、毛頭ありませんでした。まったくの“引きこもりブログ”、マイペースもいいところで、自分勝手にやっています。
 ただ、礼儀上、nice! ボタンを押してくださるときには返礼に訪問するくらいで、ほかのブログもあまり見ていません。
 いつもコメントをつけてくださったknaito57さんはじめ、いつもnice! ボタンを押してくださるみなさん、ありがとうございます。とくに、xml-xslさんからは、でんでんむしが記事を投稿し始めた当初から、いつもほとんど欠かすことなく見ていただいているようです。
 改まって、一年分まとめてお礼申しあげます。
 そんなわけですから、2007年の1月には、総閲覧数がやっと10,000を超え、2008年1月には80,000を超えた程度でした。いくら引きこもりブログとは言え、さすがに項目がだんだん増えてくると、検索で見てくださるケースが増え、2009年1月ではとうとう200,000を超えるまでになりました。ただ、でんでんむし自身もそうなので、よくわかるのですが、検索で見るページには、さーっとなでるようなもので、ほとんどの場合、風のように通り過ぎていくのみです。それは、やはり考えればむなしいような気もしないではありませんが、まあそれでもどこかで誰かの目に留まって「!」と思ってもらえることがあれば、それでよしとしなければならないでしょう。
 このブログの書き込みもだいぶ溜まってきたとはいえ、まだ360。しかしそれは、3,700を超える日本中の岬のうち、やっとその1割に足がかかったという程度に過ぎません。とりあえずは島嶼部を除いた本土四島を中心に全部歩きたいと考えていますが、それでも1,800くらいはありますから、この計画自体最後までできるかどうかも、はなはだ心もとないものです。
 まあ、でんでんむしですから、ゆっくりのんびり、あわてずさわがず、今年も続けられるところまで参りましょう。
 2009年は、みなさんにとって、よい年になりますように…。
(2009/01/01)
タグ:Macintosh
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コメント 4

knaito57

おめでたうございます。この「岬めぐり」は去年の精力的な活動・執筆により、質量ともに他の追随を許さない充実ぶりとなりましたね。現地での移動が徒歩と自転車といふ実情を勘案すれば、「岬版・伊能忠敬」というべき快挙ですよ。
それでもまだ一割達成とは「日暮れて(失礼)道遠し」だし、完遂が待ち遠しくもあります。そこで提案ですが、
・各地に出張所長を任命して取材の効率化をはかる
・いざ(失礼)というときに引き継げるやう後継者を育成しておく
でんでんむしさんはMacの歴史のやうなヒトだから、まさに今昔の感でせうね。おかげさまで拙者もG4Cubeに出会い、(張り合うわけではないけれど)この3年間にMacCubeを8台手に入れました。So-netでなくても日本のMac派は5%足らずだから──するてえと、オレは5×8で40%!(拙者の数学はこんなもの)などと自己満足しています。
正月から与太話でどうも。
by knaito57 (2009-01-01 13:54) 

右左あんつぁん

アップルコンピュータ社もアップル社になって、OSもアプリケーションソフトも完熟してしまった感がありますが、昔のソフトのほうが断然使いやすかったと感じている時代遅れの人間です。
マックは元々引きこもりの人のためにあるような気もします。そういう意味では私にとってまだまだ満足したマックに出合っていません。というわけでマックを求める欲求はまだまだ続くようです。
今年も宜しくお願いいたします。
by 右左あんつぁん (2009-01-01 18:38) 

dendenmushi

@knaito57さん、少なくとも、関東地方に限って言えばお天気だけはめぐまれたお正月でしたね。
 でんでんむしは、人が走るのを見るのがなぜか好きで、毎年「箱根駅伝」は欠かせません。今年は、芦ノ湖もきれいに晴れ上がって、富士山がちゃーんと見えていたのに感激しました。
 いろいろ、対策を考えていただいて、恐縮です。
 それらも、考えてみたことがないわけではないのですが、基本的にSo-netのブロガーで、こういうことに積極的な興味を示す人がいない。それに、みんなnice! を通じてのお友達関係を中心にしか、回っていないようなので、ここでそれをやるのはムリでしょう。
 でも、まあそれでいいのです。こっちがもともと引きこもりなのだから…。
 それに、全岬・崎・崎完全踏破を目標にはしていないし…。

by dendenmushi (2009-01-03 07:46) 

dendenmushi

@右左あんつぁんさん、昔のソフトのほうが良かったということはよくありますね。あれはなぜでしょう。
 でんでんむしは、ひとつには最初にそれを手がけた人の手を離れてしまうから、というのが、まずあるのではないかと思っています。
 それに加えて、Macのソフトでは商売にならないと、ソフト屋がみんなWin仕様を優先的に考えて、それをMac用にしているだけだから、昔のようにMacならではのソフトが、なくなってしまった…。
 そんなところだろうと思います。
 でんでんむしも、もっと小さいコンピュータ(ケータイではなく)が欲しいとは思うのですが、去年ネットコンピュータもたくさん出たので、何度買おうと思ったか知れません。だが、結局買わずにきています。
 うわさを信じちゃいけないよ。
 今年が最後となるMacWorldでは…。

by dendenmushi (2009-01-03 07:57) 

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