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094 葛ヶ崎・松ヶ鼻=鴨川市天津(千葉県)シーワールドの町は通り過ぎ [岬めぐり]

 この前の日曜日は、動労千葉のストで房総地域のJRの電車がストップしたという。今どき、まだストなんだ。動労というのもなんだか、60年代のかなたに思いをはせる“懐かしワード”だが、この動労千葉が電車を止める内房線と外房線は、房総半島をぐるりと周回している。
 で、内房線と外房線のそれぞれの終点はどこかといえば、これが安房鴨川なのだ。これはどうも納得し難い。
 地図で見ると、どう考えても“内房”といえるのは館山まで、大目にみてもせいぜい東海岸の南端に位置する千倉までがいいとこである。また、同様に“外房”を考えても、千倉までか、それともいっそ館山までその起点を移動させるほうが、自然なように思われる。
 なぜ、内房線と外房線の起点・終点が安房鴨川なのか、それがこの辺りにある“鴨川シーワールド”とかいうレジャー施設やホテルのためなのかどうか、それは知らない。館山よりは、とにかくこっちのほうがいいという、なんらかの判断があったのだろう。
 そんなことはどうでもいいことのようだが、なんにしても、内房線の下り電車がすべて終点の安房鴨川まで行くわけでもなく、たいていは館山で止まってしまう。南房総市が、市役所を富浦に置く理由もわかろうというものだ。外房線・内房線を乗り継いで房総を電車でめぐるのは、はなはだ不便でおかしなダイヤになっているということだ。二日間でここを二つの線にまたがって往復し、途中下車を繰り返したのだが、おまけに特急列車ばかりで各停がないがしろにされているようなところもあって、あまり効率のいい動きができなかった。

 葛ヶ崎という岬は、なんだかイタリアの礼拝堂かなにかのような赤い円屋根の中学校が目立つ安房天津で降りて、海岸に出ると目の前右手にある。二こぶの島のように見えるが、ちゃんと陸続きというより、丸いカーブの海岸線に沿って道路が走る。ここも鴨川市の一部だ。
 ここまでやってきたのは、野島崎以北の外房では、ここが最初の岬になるからだ。つまり、シーワールドの町を挟む野島崎=葛ヶ崎間4〜50キロのあいだには、有名な仁右衛門島などいくつもの釣り場もあるが、岬と名のつくものが一つもない。

 この左手の向こうが松ヶ鼻という岬になるはずなのだが、ちょっと見通しが悪い。
 電車の便ももっと悪いので、たまたま見かけたバス停の時刻表では、ちょうど行川行きのバスがくるらしいので、それに乗ることにした。実入というところで一瞬だけ海岸が開け、松ヶ鼻も見えたので、すかさずシャッターを押したが…。ここは、こんないいかげんなことで間に合わせるしかないのだ。


▼国土地理院 「地理院地図」
35度7分2.26秒 140度9分0.90秒 35度7分2.26秒 140度9分0.90秒
94くずがさきまつがはな-94.jpg
dendenmushi.gif関東地方(007/03/13 訪問)

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タグ:千葉県
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