027 鍋島灯台=坂出市与島町(香川県)瀬戸大橋の途中には岬がないので灯台があるここを… [岬めぐり]
橋ついでの瀬戸大橋。瀬戸大橋というと岡山県と思う人が多いが、実は橋のほとんどは香川県。岡山側は中村美津子の新曲に出てくる下津井から橋になるが、本土からみて最初にかかる島がもう坂出市なのだ。瀬戸大橋は、大小四つか五つの島をつなぎながら渡る。鉄道が車道と上下に走るのも、ここだけ。
灯台マニアのとも〜るさんから、「能取岬の灯台がいいね」とコメントをいただいた。この毎日連載は、単に気まぐれにあっちこっちのデータを並べているだけだが、ここしばらく灯台とは無縁の岬めぐりが続く。そういえば、とも〜るさんのリンク集に入れていただいてから、このページの閲覧数が多いときには190を超え、通常の数字から倍増する日もある。恐るべし、灯台パワー!
で、灯台マニアの諸君諸嬢(やっぱり諸嬢はいないのかなあ)に敬意を表して、今日のテーマは鍋島灯台。別に岬とも鼻ともいっていないようだが、途中のいちばん大きな島である与島に、狭いコンクリートの堤防のような道でつながっている鍋島灯台は、準岬といってもよい。…とムリヤリ岬めぐりに入れるための補強工事をしたうえで、カメラを構えて待つうちに、岡山から乗った特急電車は、ぐんぐんスピードを上げて橋の上ではなく“橋の中”を進む。お〜い、もうちょっとゆっくり走ってくれ〜い。
デジカメは、シャッターを押した後に一瞬の間があり、チャンスをとらえるのが、難しい。ビデオで流したほうがよかったかもしれない。とにかく、かろうじて撮れた一枚がこれ。
坂出に降りたところにも記念公園があり、出っ張りもあるのだが、ここもとくに名前はついていないらしい。宇多津にはゴールドタワーなるものがあるが、ここも目立った出っ張りとはいえない。しかし、まあどこにもかしこにも、どうしてこうタワーをつくりたがるのかねえ。坂出も橋の東側にいけば岬も鼻もあるのだが、それはまた今度。
とりあえず、まだ行ったことがなかった讃岐の金比羅さんと弘法大師の善通寺を回って、また丸亀の城が見える競艇場がある埠頭の先に戻ってきた。その突端にあるホテルに泊まり、塩飽の海と島と橋を楽しむことにした。
翌朝早く、そのゴールドタワーに朝日が昇ってきた。
34度22分57.29秒 133度49分24.44秒


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