026 鳴戸岬(門崎)・孫崎=南あわじ市福良・鳴門市鳴門町土佐泊浦(兵庫県・徳島県)渦潮の大鳴門橋が結ぶふたつの岬 [岬めぐり]
淡路島は昔にも一度きたことがあるが、国産み神話にもちゃんとカウントされているくらいだから、結構大きな島で、これが全部自分のもんだというエミちゃんは、やっぱりすごいでぇ。
その南端が鳴門海峡で、ここはこれまた昔のこと、4,500トンの船に乗って通過したことがある。でも、そのときは満潮でしかも日の暮れ方で、ウズマキナルトとは縁がなかった。
この海峡にも大鳴門橋が架かっていて、これが兵庫県側から細長くせり出す鳴門岬(門崎)と、徳島県側にある孫崎と、二つの岬の間を結んでいる。徳島側の孫崎の隣にある乗り場から、やっとなんとか間に合った、その日最後の観潮船に乗ってみると、鳴門の渦潮はもう終わりかけだったのかもしれないし、横からみてもよくわからないのかもしれないが、漏斗のようには見えなかった。船の中は水中も見せるようになっているが、ここで見ると確かに無数の泡がぐるぐる回っているのがわかる。
しかし、渦潮は船よりも橋の上からのほうが、より確かに見えるのだろう。
話に聞くだけ、本で読むだけ、映像で見るだけというものごとが、どんどん増え続けていくというのが、情報社会の特徴だが、わずかな限られた分野範囲のことであっても、そのごく一部であっても、自分の目で見て体験することは、ますます重要なことのように思われる。
この日は、また橋を戻って、淡路島の南端で海峡を臨む船からも見えたホテルに泊まったが、部屋のテラスからちょうど海峡と橋の上に沈んでいく夕日が見える。その一部始終を、暗くなるまで見届けたのも、ひさしぶりの体験だった。
34度14分29.41秒 134度39分31.57秒 34度14分21.49秒 134度38分36.03秒


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