番外:So-netブログでの3年と1か月 [番外DB]
●これがこのブログ最後の書込みです
『でんでんむしの岬めぐり Vol.1』は、この項をもって終了です。
「岬めぐり」自体が、まだ第一次目標の半分もいっていないので、この先も続けていくが、Vol.2は別のブログで、2010年になったら開始しようかと考えている。
まだ、どこで続きを始めるかも決めていない。もしこの続きにも興味があるという方があったら、また探してきてくだされ。
So-netブログが2009年11月で5周年だというが、この『でんでんむしの岬めぐり Vol.1』は、2006年の10月16日に「001 地蔵崎=美保が関灯台」の項を初めて書込み、以来2009年11月16日の「500 寺ヶ崎・小寺ヶ崎=日光市中宮祠」まで、原則として隔日のペースで書込みを続けてきた。
どうして、この岬めぐりブログをSo-netで始めたかといえば、たまたま接続プロバイダがSo-netだった、というだけのことであった。思えば、So-netとのつきあいも古い。パソコン通信時代はNiftyだったが、インターネットも初期の頃一時期So-netを使っていたことがある。それからINSを経てADSLといろいろ変遷があって、マンションが光になるときにSo-netに舞い戻ってきた、というわけだ。
So-netブログも、いろいろ変なところはあるが、これでも随分マシなシステムだということがわかったのは、ついこの前、Yahoo! ブログに新たにつくろうとして苦労したからだ。もともと、ブログはもっと前からExciteでやっており、ここのシステムも使い良かったので、それと比較してしまう。
新しいところを探そうにも、GoogleやZENRINではない地図ソースを使っているところとなると、かなり限られてしまいそうだが、それはまた別の話。
ちょうど、500項目到達という切りのいいところにきて、So-netのファイル使用領域も制限の1000MBに限りなく近づいてきたので、これを一区切りとして、Vol.1を締めることにした。ファイル制限は申し出れば増やせるが、たまには気分転換で、風景を変えてみたい。
そこで、最後にあたり、『でんでんむしの岬めぐり Vol.1』の3年と1か月にわたるまとめを…。
●記事数526、総閲覧数の累計は41万件超(2009/11/17現在)
これまでの記事総数はこの項目を入れて526件、総閲覧数は累計で41万件を超えた。nice!:2,271で読者数:5と、管理ページには表示されている。So-netの閲覧数やページビューや解析結果の意味不明さなどについては、前にも書いたので、繰り返さない。また、でんでんむしの“ひきこもり”という基本姿勢やnice!のナイスでないことについても別に書いている。(番外:なぜ「ひきこもり」なのか?)
これらはそのうえでの数字であり、またこれが多いのか少ないのかも判断できないし、する必要もない。
ただ、いろいろ観察していると、このブログがどのように見られているのか、おおまかな実態も見えてくる。
アクセス解析では、訪問者とページビューというものが並列で示されるうえ、各項目の数字とは別に、「トップページ」などの数字も膨らむのだが、これと新規項目の関係がどうなっているのか、その実態がよくわからない。
でんでんむしのひきこもり基本姿勢は、アクセスアップをめざして努力す姿勢とは正反対のものである。早い話が、自分でアクセス数を増やそうという努力はまったくしないで、『読みたい人がいたら、どうぞ勝手に読んでね』というものだから、逆にいうといちばん自然のままのパターンが伺える、と考えてもよい。
それでいうと、このブログを見にくる人は、数少ない定期固定読者を別にすれば、そのほとんどは、検索でやってきた、たまたまどこかで見てやってきたという人たちの行動の集積だから、組織票なし、運動母体や支援組織なし、オール浮動票である。
だいたいのパターンとしては、早朝に新規項目を書き込むと、その項目の閲覧数は1日で50〜70くらいを数えるが、2日目になると少ない場合はせいぜい一桁程度になることも少なくない。隔日にだから、トータルでも新規に書いた日はちょっと増え、その翌日はちょっと減り…というパターンを繰り返している。多い日で1日1000件を超え、だいたいは600〜700件くらいで推移している。
ランキングについても前に書いたとおりで、So-net独自の計算方法があるらしいが、どうしてそうなるのか、何の数字をどう計算しているのかは公表していないので、ランキングをつくっている人間以外にはさっぱりわからない。そんなランキングを、気にする必要もない。
…のだが、「でんでんむしの岬めぐり」のブログテーマ:地域(23位 / 478ブログ中 )と、一時期よりだいぶランクダウンしている。これも、前に書いたが、減ったときは簡単に減り、増えたときにはなかなかランクは上がらない傾向があるので、これを繰り返しているうちに、だんだんと下ってしまう。こちらのベースはあまり変わっていないので、他が増えていると考えるべきなのだろう。同じカテゴリ内ランキングで、前後の項目を見ると、だいたいはnice! も30〜50近く集めており、多くてもたまに2ケタになるかという程度の、「来る者は拒まず・去る者は追わず」方式の当ブログの何倍もあるので、この差は大きい。
●この時点でのよく見られた項目の上位50
項目ごとのアクセス数は、原則的に新しいものは当然多くならない。といって、では古い項目が多いのかといえば、これがそうでもない。それには理由があって、はじめのうちはキーワードの登録もほったらかしで、自動処理に任せていた。そのせいもあっただろう。
新項目の初速は、だいたい10日で100を超えるというのが、平均的なところだろうか。とはいっても、これも項目による差は明らかにある。早いものは2〜3日で軽く100を超えるが、反応の鈍い項目は20日くらい経過してやっと100に届く。その違いがどういう理由によるものかは、詮索してみても、はっきりとはわからない。
ブログの内容、書かれたキーワードが大きく関わることは想像できるが、アップした日の曜日やお天気などによっても、かなりのばらつきが生じている。どうやら、お天気の良い休日などには、さすがにコンピュータとにらめっこしている人は少ないらしい。でんでんむしの場合は、平日のお仕事の合間、朝と夜に見られているほうが多いようだ。
たとえば、この時点で締め切ったとして、アクセスの多かった項目にはどんなものがあるのだろうか。
そんな興味もでてきたので、ちょっと集計してみた。これが、この3年と1か月間の、ページビューが多かった項目から順にならべてみたリストである。
これが、人気があった項目のベスト50といってもいいのだろうか。
しかし、「人気」というのは、検索で探してくることを考えると、それを「人気」という言葉でくくるのは当たらないような気がする。かといって、「ニーズ」というほどのことでもないだろう。
けれども、ひとつひとつ見ると、これもなかなかおもしろい。
●ある時期どこかで「マイブーム」…
全部を調べたわけではないので、推測だが、Yahoo! 検索結果のリストの上位に表示されるものは、比較的閲覧数が多いということもあるようだ。
ただ、それも決定的かというとそうでもない。
「恋人岬」のようなポピュラーなものがダントツなのは、なんとなくわかる。だが、それは同時に「検索」での人気、多くの人が見に行くページというものが、極めて興味本位の底の浅い流行りのような面を多く含んでいるともみることができそうだ。残念ながら、「恋人岬」を検索できた人の多くは、「岬めぐり」にも、他の岬にも興味をもっているわけではないだろう。それにしても、このリストにものぼらない、伊豆半島の恋人岬との違いは、いったいなんなのだろう。
今思えば、この新潟県の恋人岬(正式名は鴎ヶ鼻)の項目を書いた頃には、ネット上にその情報はほとんどなかったはずだ。それが、今ではたくさんの項目が検索ででてくる。ひとりよがりでいえば、このでんでんむしブログが、この岬の売り出しに一役かってきたのかもしれない。
おかしいのは2番目にランクインした項目で、これは実在の岬ではないのに、“本の人気”でこの数字というのが、笑える。このランキングの上位2項目は、直接「岬めぐり」とは無関係の要素が吸引した結果といえる。つまり、これを除いた3位以降が、このブログ本来のニーズに立脚した基礎票だと考えられる。
また、結構マイナーな誰が知っているの?というような岬でも、よく見られているのも不思議なことだ。その反対に、有名な岬だからといって、そうアクセスは多くない。
7番目の雨崎も、知っている人はほとんどいないはずである。では、誰が見ているのかといえば、あるいは地元の市役所や市民が見て、ここに道をつくろうという動きが起こっているのかもしれない。そう考えると、楽しい。
結局は、よくわからんというのが真相に近いのだが、「マイブーム」というか、ある時期どこかに紹介されたり、リンクが付けられたりして、アクセスする人が増えるという現象が、どきどき、ところどころで起こっているらしい。
リンクをしても、それを知らせてくる人はまずいないのが現状で、こちらにはそれがさっぱりわからないままというのは、なにか淋しい気もする。ときには、Wikipedia に、岬めぐりの項目がリンクされているものもある。
たとえば、リストの7番と同じように、8番にある岬なども、ほとんどの人が知らない岬である。これは、その地元でなにか関心を引くできごとがあったに違いないのだ。
最近でも、この10月末頃から11月にかけて、毎日数十ずつのアクセスを積み重ねてきた項目があった。それが、37番目に位置している。2008年の秋に訪れた宮城県の岬で、改めて見ても別にたいしたことが書いてあるわけでもない。
この現象を見ていて考えたのは、小学校か中学校の教材に、その前後の項目が使われ、これがどこかにリンクされたのではないか、ということだった。もちろん、これも勝手な想像で、真偽のほどは保証できない。
こんな調子で、リストは続くが、閲覧総数が500を超えるものが、147項目あった。
現在進行形で動いているもので、こんなランキングにも大きな意味があるとは思えないが、いちおうどう見られているかを測る資料にはなる。Vol.1を締めくくるにあたって、記録しておこう。
●みなさんありがとうございました。
これまで、いつも、ときどき、たまに…見ていただいたみなさん。ありがとうございました。
最後までわからんかった「読者数:5」のみなさん、ありがとうございました。
プロフィールのところには、「dendenmushiさんを「お気に入り」に登録したユーザー[ 総数:3人 ] 」とある。「やす」さん、「チャッピィー」さん、「Krause」さん、ありがとうございました。
こちらからは、積極的に訪問しないのにもかかわらず、ひきこもっているブログを探して、わざわざnice! をつけてくださった、So-netユーザーのみなさん、ありがとうございました。
これも、出入りが結構あるようで、一時期は毎回こられていて、いつのまにかこなくなるというのがだいたい普通のパターンで、しばらくするとメンバーが入れ替わる。わりと古くから、たまに、ときどき、思い出してこられる、という方が数人あった。
いちおう、お礼参りは礼儀と心得てするけれど、覗いて見ると著作権の注意を促しているでんでんむしとしては、残念ながらとてもnice! はつけられない、という場合もあって困った。
そんななか、でんでんむしにとってもnice!王は「xml_xsl」さんで、054 観音崎での登場が最初で、085項あたりからはほぼ精勤といってよく、そのマメさには脱帽しています。
コメントをつけていただいたみなさん(といっても、これはほとんど常連さんだけ)、ありがとうございました。
そして、圧倒的大多数の通りすがりのみなさん、So-netの外から、検索で、ホンのできごころで見ていただいたみなさん、ありがとうございました。もっとも、そういう方々との一期一会のご縁は、今後も長く続いていくはずですけどね。
(2009/11/18記)
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