番外:「ブログテーマ」と「共通テーマ」は同じか違うか:So-netブログランキングの観察研究2(So-netブログの七不思議14) [番外DB]
大方の人にとっては、どうでもいいと思われることを、ごちゃごちゃと書き続けている。まあ、ボケ防止のため頭の体操をやっているようなものだ、と思って見逃してくだされ。
番外前項では、So-netブログの「テーマ」について、「地域」と「ペット」および「グルメ・料理」との比較検討をしてみたが、そもそもこれらの「テーマ」なるものは、どこでどのようにして決められていたのだろうか。
先刻ご承知のことで申し訳ないが、順序を踏んで考えてみたい。
So-netブログで「テーマ」が問われるところは、次のふたつがある。
A 最初にブログの「設定」タグから「基本設定」をするときに、「ブログ情報」としてまず「タイトル」、次に「ブログテーマ」を選ぶ。
B 「新規作成」タグから個々の「記事を書く」からアップ(保存)するときに、「共通テーマ」を選ぶ。
このふたつだけである。「マイカテゴリー」というのもあるが、これは自分のブログのなかの記事分類なので、ここでは関係がない。
さて、Aでは「ブログテーマ」といい、Bでは「共通テーマ」という。このふたつは同じものだろうか、それとも違うものだろうか。
So-netブログの「使い方」などの説明は、一見くわしくひと通りちゃんとやっているようにみえるが、細かくみると実際は万事に大雑把で、不正確で、不親切で、不充分で、言葉を節約していることが多い。これについてもすんなりとわかる説明がない。
まずAの「ブログテーマ」の説明についでは、番外前項でも紹介したとおりだが、「使い方」の説明はこうだ。(ここには、画面のキャプチャーが示されている。これは「管理トップ」の画面。)
そのほかには、別のところで「ブログランキング参加方法」としてこんな記述がある。
つまり、ランキングに参加したい場合は、このAの「ブログテーマ」を設定すればよいのだ(2)。ランキングに参加するか否かは、個々人の自由であり、参加したい人だけ、ここでテーマを選べばよい、ということだ。初めは未設定で始めて、後から参加することもできる(1)。
では、Bの「共通テーマ」とは、なんだろうか。「使い方」では「記事の詳細設定」のなかでこのように説明している。
つまりは、なんにも説明していないのと同じこと。これではどうしょうもないが、まあ、いろいろ経験を動員して、みんな考えるだろう。
ひとつ言えるのは、Aはブログ全体の設定であり、Bは個々の記事ごとの設定である。だが、選べるメニューは、どちらも同じなのだ。
そう、このふたつのテーマは、どちらも同じ内容のプルダウンメニューから選ぶことしかできない。So-netブログがあらかじめ設定したこの分類のこのテーマのなかから選べ、他の選択は認めない、というわけだ。まあ、それは管理上ある程度はやむを得ないが、このSo-netブログのテーマ分けがほとんどむちゃくちゃといってもいいくらいなので、まず選ぶのに困るだろう。
でんでんむしなどは、最初にこのABのメニューでひっかかって、三日三晩考えた。(ちょっと大袈裟に言いますがホントですよ。)
とにかく、このお仕着せメニューから、ひとつひとつの記事をアップするつど、なにかに決めるのだが、原則としてそれは記事の内容を反映したものであったほうがよいだろうと、誰でも素直にそう思う。
そうなると、日々いろいろなテーマでブログを書く人の場合、これも“日替わりメニュー”になる。
そうなると、当然だがAのブログ全体の設定(「ブログテーマ」としてランキング参加を選んだ分類)とは違うものになる場合がでてくる。
さてさて、ここまできたところで、また改めて「ブログテーマ」と「共通テーマ」は、同じなのだろうか、それとも違うのだろうか、と自問自答してみる。
Aの「ブログテーマ」は、最初に一回設定するだけのものだが、これがそのブログがどのランキングに所属するのかによって、いわばブログの基本的性格を決定するものと思われる。
現に、ここで「地域」を選んだブログは、ブログ共通テーマ「地域」のTHEME / RANKINGに登録され、ここのランキングや「急上昇」欄に載ることになる…。
ひとつひとつの記事ごとに設定するBの「共通テーマ」では、ここで選んだメニューが「地域」であれば、ブログ共通テーマ「地域」のTHEME / RANKINGの「新着記事 〉〉」にリストアップされるとともに、アクセス状況によっては、「アクセス記事 〉〉」「nice!記事 〉〉」のリストに載り、ランキングに入ることもある、ということになる…。
つまり、Bの「共通テーマ」がAの「ブログテーマ」と同じであれば、ランキングのテーマにふさわしい記事が並び、タイトルとも整合性がはかられ、「ペット」や「グルメ・料理」のようにランキング自体のまとまりもよい。
だが、「ブログテーマ」とは異なる「共通テーマ」ばかりで投稿を続ければ、どうなるか。
それらの記事は、選んだランキングのテーマとは別の、それぞれのブログ共通テーマのTHEME / RANKINGの「新着記事 〉〉」に表示される。また、「nice!記事 〉〉」や「アクセス記事 〉〉」のリストに並ぶこともあろう。しかし、そのランキングリストに載ることはない。(ないよね?)
So-netブログの「使い方」は、ランキングをこう説明する。
あれ、「共通テーマ」また出てきたよ、記事投稿で使っていたのと同じ言葉が、今度はランキングのほうで同じように使われている。頭の悪いでんでんむしはいいかげんこんがらがってくる。
要は、Bの「共通テーマ」は、個々の記事ごとに別々のTHEME / RANKINGに入るが、それだけではランキングには入れない。ランキングはあくまでもAの「ブログテーマ」で決める、ということになるらしい。
これ、やっぱりA「ブログテーマ」も、B「共通テーマ」も同じことを示しているんだよね。ただ、相互の関連はなく、別々に選択できるから結果も別々にでてくる。AはBに影響せず、BもAには関係がない。
説明が不足なうえに、ここらへんの用語の使い分けもごちゃごちゃなので、誤解を招きやすいことになっているようだ。
でもね、AもBも同じなら、あえて表現を変える必要もないし、ふたつも選ばせなくても、Aだけ決めればいいんじゃないの。
それが、ブログの多様性や自由さを考えると、そういうわけにもいかないんで、記事のほうでも別にテーマを設けたんだろうな。
そうなると、当然、記事の投稿先とランキングは関連がなく、ばらばらになってしまう。ところが、ランキングというのはデータによって決まるはずのものだけども、このままだとランキングの看板とその元になっているはずのデータの発生源が別々になることを許容することになる。
普通に考えれば、こいうことはランキング本来の意義や信頼性を揺るがす重大問題として、なんらかの是正措置を講じるべきところであろう。たとえば、「その共通テーマへの投稿が50%以上あること」といった、ランキングに載るための条件を設けるとか…。
ところが、So-netブログにはそういうものもない(と思う)。
だけどさあ、そんなことしなくても、「ペット」や「グルメ・料理」ではみんなだいたいちゃんとなっているんでしょ?
さあ、そこだよね…次の問題は。
■2014/01/10 記)
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