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650 尾崎=石巻市渡波(宮城県)石巻の東にあってよく目立っているのがこの岬 [岬めぐり]

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 石巻の市街地の東には、旧北上川をはさんで牧山という山があり、その先が万石浦が海につながる水路が開けている。そして、万石浦の南に2〜300メートルほどのいくつかのピークが連なる山塊があるのだが、その山には名前が記されていない。その、名無しの山の南西端に、しゃくれたようにして突っ張っているのが尾崎である。
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 この岬を巻いて走る道も地図にはあるが、鮎川港と石巻を往来するバスは、この道は通らないで、万石浦の南から風越トンネルを抜ける。岬の道は細くて、おまけに地図でも非常に危うい描き方をされていて、あまり確かな道ではないらしい。
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 ところで、写真の色調が変ではないかと思われる方も多いと思うので、ここでいささか弁解をしておくと…。
 これまで、何台ものデジカメを使ってきたが、近年では主に活用しているのが、Nikon COOLPIX S10 VR というヤツ(今はもうない)である。これは小さくてなかなか重宝しているのだが、レンズのフタのちょうつがいが壊れてしまった。ついでだが、一度SDカードが読めなくなって、銀座のサービスセンターに相談に行ったことがある。さすがはNikon である。その対応のしかたには、感心した。
 もともと、写真はメモ代わりという程度なので、でかい一眼レフなどを持ち歩く趣味はなかったのだが、ちょっとした出来心で、今回はだいぶ前から持っていたSony Cyber-shot(といっても、今ではもうかなり古い型になっているはずのDSC-H50)を持ってきた。
 持ってきたはいいが、それまでほとんど使っていなかったので、設定やら何やら手探りで適当にいじりまわして撮っていた。その写真がこれなので、色調などがおかしい。後で、若干補正を試みたが、やはり元が変な設定で撮っているので正常なトーンは回復できない。
 途中で気がついて、この項も後のほうの写真からは戻した。
 鮎川港から石巻に戻るバスが、渡波を回るところで降りて、韮崎まで歩いて、その浜から眺める尾崎は、自然のままの岬らしい姿を残している。
 ほぼ真っすぐに岩の海岸線が延びていき、しゃくりあげた岬の先端部分が飛び出している石巻湾は、ノリ・カキ・コンブの養殖場でもある。
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 砂がきれいな小さな浜は、おだやかな陽射しの中に(ここまできて、やっと晴れてきた)包まれているが、砂も波もいつもおとなしくしているわけではない。浜にかぶさるように県か何かの水産関係の施設らしい豪壮な建物が建っている。一見、バブル時代のリゾートホテルかという、その優雅なアールを備えた施説のついでに浜のテラスも整備されているのだが、テラスから浜へ降りる階段と柵が、砂に埋まっている。
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 近頃よく聞くのは、砂浜の砂が減ってやせていくという話だが、この浜では砂が増えているのか。
 おそらくは、そうではなく、このテラス自体が、この浜の自然の営みに配慮しないで、単に土木工事の効率と見た目で設計したプランで施工したからではないか。
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 水産関係の施説らしいと見当をつけたのは、海岸に面した前庭に、大きな水槽のようなものがあったからである。それにしても、こういう官庁関係の施設は、どこでもなんでもとても立派である。
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 石巻の漁港は、旧北上川河口の左岸付近にあって、水産卸売市場もそこにあるが、河口の橋の上から、漁港越しに尾崎は見えていた。島は、生草島といって、無名山の南にある。この島の沖合い一帯は、ノリの養殖場に限定のようだ。
 尾崎は、その位置関係から、さまざまな場所から眺められる。渡波港に面したサン・ファン館からだと、こんな風にも見えるのである。
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▼国土地理院 「地理院地図」
38度23分20.10秒 141度21分54.35秒
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dendenmushi.gif東北地方(2010/09/20 訪問)

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タグ:宮城県
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