1564 吉野崎=小豆島町二面(香川県)吉野にはなくて二面(ふたおもて)にあるのにその名は吉野崎 [岬めぐり]
小豆島町の二面(ふたおもて)は、三都半島の北部、ウシの前足で言えば太ももに当たる部分で、東海岸と西海岸にまたがっている。吉野崎はその西海岸の二面の南部で、その名は南隣りにある字地名からきている。つまり、この岬は吉野崎なのに、吉野にはなくて二面にある。
「ふたおもて」の名の由来もよくわからないが、半島の東西両面に面しているから、ということなのだろうか。案外に、そういうのが当たっていたりすることもある。
境界線の境になることも多い岬では、その岬をどこから見るかでその名前が決まったり変わったりする。ここでは境界線が南にずれているため、さほど大きく目立つ岬ではない吉野崎の所在は二面になっている。
その吉野崎は、二面の集落からは家々の屋根の切れ目に見えていたのだが、その写真はなかなかうまくタイミングが合わない。二面の集落では道路が海岸からは三筋も内側を通っているためで、わずかに屋根の間に見えたところでは、吉野崎とそこから2.3キロ先の長者鼻が重なっている。
南へ向かうバスの車窓から、二面の集落が切れるところで、川の河口を橋で渡る。そこで防波堤の向こうに突き出しているのが吉野崎だが、この後は道路が岬の出っ張りに沿って回り込んで行くので、岬ともわからぬうちに岬を通過してしまう。
吉野崎を過ぎると吉野の集落で、その南には段山という200メートルを超える山があり、そこから西へ流れ出す尾根の先が、長者鼻になっている。吉野からはバスは東に向きを変えると、段山の西にある80メートルほどの峠を越えて、半島の東側に出る。
▼国土地理院 「地理院地図」
34度27分19.73秒 134度14分18.58秒
四国地方(2018/10/11 訪問)
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