1562 観音崎=小豆島町室生(香川県)例えていうウシの前足に当たるところが三都半島なんです [岬めぐり]
小豆島の形を何かに例えていうなら何だろう、三本足の鼎かなあ、いや四つ足の動物を横から見たようにも見えたりする。すると、ネット情報ではどうやらウシの形に例えるという記述がいくつかあることがわかった。ウシだとすると、向こう側の足は胴体に隠れていて見えないことになるが、その前足の部分に当たるのが、三都(みと)半島に当たる。
三都半島と言われても、知らない、ピンとこないという人のほうが多いはずで、地図にも通常表記されていない。ただ、バスの終点の神浦の港には、地理院地図では「三都港」と明記されている。これだけが唯一の「三都」表記だった。
ところが、「三都半島」で検索すると、実にたくさんのページがリストアップされる。そして、そのほとんどは「アートプロジェクト」に絡むものであった。
三都半島アートプロジェクトというのは、小豆島町がここ毎年力を入れているイベントで、全国からアーティストを招聘して、半島に滞在しながらの制作などの美術活動を通じて地域交流を行なおうというものらしい。ははーん、直島の向こうを張ってということなのかな。
2018年には、広島市立大学芸術学部のメンバーなどによる、「野生のハナ」と題したアート展覧会が行なわれていて、このハナには半島の隠喩としてのハナの意味があるという。
その三都半島の西側の海岸線沿いに走る道路を南に向かって下っていくと、沖の鼻に次いで観音崎がある。これは沖の鼻よりももっと小さな出っ張りで、西に向かって張り出した尾根の南端に当たる。
道路はその尾根を乗り越えて、二面の集落に入る。「二面」はニメンではなくてフタオモテと読む。二面の集落は北の観音崎と南の吉野崎の間に開けた、二本の川筋の堆積によってできた平地に展開している。
そして、その南西側には長者鼻の大きな出っ張りが控えている。
▼国土地理院 「地理院地図」
34度27分47.91秒 134度14分12.50秒
四国地方(2018/10/11 訪問)
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