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1534 尾崎鼻・天神鼻=姫路市家島町真浦・宮:家島(兵庫県)岬もふたつ港もふたつ集落もふたつ字もふたつ [岬めぐり]

 姫路港を出た連絡船が家島諸島に近づいて行くと、左舷には男鹿島が、右舷には家島が見えてくる。家島の東北部に出っ張っているのが、尾崎鼻と天神鼻のふたつの岬。このふたつの岬の間は1キロくらいしか離れていないので、遠目には常に同じ視界に収まってしまう。
 本来、独立させて別々の項目にすべきところではあるのだが、ふたつまとめて一項目としたのは、それぞれ別項目にしてみても、どちらもさして書くことが思い浮かばないためだ。それには、乗った船が家島の真浦港・宮港には入って行かないため、岬のそばまで寄ることができない、という事情もある。
 以下、すべて同様だが、写真もロクな写真は撮れないので、まあこんなところかという目印程度にしかならない。翌日の早朝に小豆島へ行くフェリーから眺めたときのほうが、少しはマシなので、それを代表として掲げておいた。
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 地図を眺めながら、想像を膨らませてみる。
 尾崎鼻の先端部は、三味線のバチのような形をしている。周辺は崖で60メートルくらいの頂点には、灯台のマークがつけられているが、このお天気ではその灯台の姿はまったく確認できない。この灯台まで行ったとネットに書いている人も二人くらいいるが、それによると背の低い灯台で、そこからの展望もあまりよくないらしい。
 天神鼻の上には鳥居マークがあるので、天神さんが祀られている神社があるのだろう。ということは、菅原道真が九州へ流される途中で、ここ家島に寄りなんらかの足跡を残したということだろうか。
 こちらは最高点の高さでは尾崎鼻の半分くらいしかなさそうだ。天神鼻の内側には家島漁港が防波堤に囲まれてある。
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 その家島漁港をふたつの岬が挟んでいるのだが、その内側にもう一列防波堤があって、その西奥内側が家島港で宮と真浦のふたつの港とふたつの集落がある。入江は複雑にでこぼこして深く、その沿岸と谷筋に沿って集落はあるようだ。
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 しかし、それは深い入江の奥にあるので、尾崎鼻と天神鼻を遠目に見ながら走る坊勢航路の船からは、うかがい知ることはできない。島は南東部を占める宮と、北西部を占める真浦に二分されている。港(船着場)もふたつ、集落もふたつというのは、その地形からなんとなく納得できる。
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 入江の広さは、家島全体の4分の1に匹敵するほどで、ここが避難港としてあるいは諸島全体の中心として重きをなしてきた歴史もあるのだろう。
 それが、東の男鹿島の字が家島町宮であり、西の西島が家島町真浦となっている理由なのでもあろう。
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▼国土地理院 「地理院地図」
34度41分5.49秒 134度32分12.45秒 34度40分46.48秒 134度32分43.56秒
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dendenmushi.gif近畿地方(2018/10/10 訪問)

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タグ:兵庫県
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