1577 虻崎=土庄町豊島唐櫃(香川県)全国で数十人しかいないらしい虻崎さんのゆかりの地なのかどうか? [岬めぐり]
人名と地名または地域との関わりつながりについては、おおよそのことは言えるわかる場合もあるが、個々には史料などの確かな裏付けがない場合がほとんどのようだ。
虻崎は、豊島唐櫃(てしまからと)港の西に張り出している、虻山という115.8メートルの山から北に流れ出る、幅のある尾根の北端にあたる。
どうやら、ここでは虻山が先にあって、その先っぽだから虻崎になったと考えられる。しかし、事はそれですんなりおさまるほど簡単ではなく、裏を返せば逆に虻崎がある山だから虻山になったと言えないこともない。
豊島唐櫃港に着岸したフェリーからは、一人の乗客と、テイクアウトピザ屋の車と荷台の後部に○崎組と書いてある小型トラック、二台の車両が降りていった。字が判読できなかったが、これが虻崎組だったらおもしろかったのに、なかなかそううまくはいかないようだ。
虻崎は、人名と地名(といってもここでは岬名のみだが)のケースとして全国でも稀なものではないだろうか。
名前(苗字)として、虻崎さんを名乗る人は、全国でも数十人しかいないようだ。非常に少ない、レアな名前だといっていい。それも主に二箇所の地域に限定されているようで、大阪府と香川県にほぼ限られている。そして、香川県というのがこの土庄町!
この情報は、ネット上にいくつかある姓名検索などのサイトによるものなので、どの程度信用していいのか不確かなところはあるが、なかなかおもしろい。
こうしたことから、土庄町でも虻崎という岬のあるこの付近が、虻崎さんの謂れのある地域ではないかと想像できるが、これも確かなことはわからない。
虻崎周辺には人家はなく、道路も山道が一部通っているだけ。虻山は全山花崗岩の岩に覆われた山のようで、その東側の急斜面には何やら柱状に見える節理のようなものもある。海岸に近いところには、崖崩れのような跡もあり、四角いコンクリートの横穴のようなものも見える。
かといって採石場の跡のようでもなく、上から見ると丸く幅のある虻崎の正体はどういうものか、なかなか明確に浮かんでこない。
▼国土地理院 「地理院地図」
34度29分59.48秒 134度5分0.86秒
四国地方(2018/10/12 訪問)
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タグ:香川県
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