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1573 黒崎・門ヶ鼻=土庄町土庄(香川県)庵治半島や屋島を望みながら「島」の最南端をひと回りして… [岬めぐり]

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 運転席横の最前列の座席は、通常の路線バス車両ではほとんどの場合一人がけになっている。その席を占領されてしまったということは、岬を前方から見ることができない。後ろの席からだと、斜め前か横にしか見られない。
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 黒崎が近づいてきても、斜め前方の端っこにかろうじて引っかかっているという感じになってしまう。どうやってみても窓ガラスの映り込みも避けられないし、構図も思うようにはならない。
 千軒という字地名は、人家が多く集まっている地域を意味したものだろうか。戸形崎から南東方向に向かって伸びる長い砂浜海岸に沿って、集落が続く。その集落の先に黒崎がある。
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 三角点16.8と水準点17.2が並んでいる黒崎は、鋭く鋭角に突き出た三角形で、二つのこぶが目立っている。
 ここから南には、庵治半島の先端に散らばる小島とともに、遠目にも特徴的な平べったい屋島が見える。黒崎からほぼまっすぐ南に7キロほどのところには竹居観音岬があり、その西に根太鼻や長崎ノ鼻が続いている。それぞれ、過去に訪問した記録もあり、そのときには北に小豆島の島影を眺めていたのだが、今はこうして逆に庵治半島や屋島を眺めている。

 1339 竹居観音岬=高松市庵治町(香川県)お天気も回復して庵治半島の北端から瀬戸の海の風景を楽しむ
 1340 根太鼻=高松市庵治町(香川県)備讃諸島に臨む岬から“純愛の聖地”を南へは石だらけの道
 1341 長崎ノ鼻=高松市屋島西町(香川県)“源平屋島古戦場”はいったいどこなのかという昔からの疑問解明に挑んでみた(大げさ!)

 こんなふうに岬めぐりが、海を越えてつながっていくのも、なかなかおもしろい。
 黒崎から東へ折れ曲がる道路に沿っていくと、小さな山を越えた先に柳の集落があり、そこに門ヶ鼻があるのだが、これはうまく見ることができなかった。バスの後方座席からでは、まったくその姿を捉えられなかった。
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 柳からしばらくは山の中を走り、次に海が見えてくるところは、大余島・中余島が見える土庄東港近くになってからだ。
 土庄東港付近には、観光ホテルの大きいのも数軒あって、弁天島から中余島につながる砂州のエンゼルロードは、有名な観光ポイントでもあるらしい。
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 前にも書いたが、だいたいオリーブにしろ「二十四の瞳」にしろ醤油にしろ寒霞渓にしろ、小豆島の代表的な観光ポイントは、そのほとんどが土庄町ではなくて小豆島町のほうにある。その意味でも、ここらは数少ない土庄町の目玉スポットなのだろう。
 そういえば、もうひとつ土庄町にもギネスものがあった。「世界一狭い海峡」というのがそれで、役場付近の北側の狭い川のような土渕海峡を渡る橋の上には、それが麗々しくうたってあった。
 土渕海峡は、その西が土庄港になっている水路で、確かにそれは川のように細くなりながらも、東の池田湾につながっている。小豆島の本島とは、この海峡で切り離されている。
 つまり、西浦線のバスでぐるっと一回りしてきた大きな出っ張りは、半島ではなく島だったのだ。その中央には大深山という標高226.6メートルの山をいただく島だった。
 それでもその名前もわからないほど、島という意識は希薄で、3つの橋でつながって完全に小豆島の南西部の一部として一体化している。

▼国土地理院 「地理院地図」
34度27分37.68秒 134度9分7.04秒 34度27分45.72秒 134度9分47.01秒
スクリーンショット 2019-02-23 9.29.21.jpg
dendenmushi.gif四国地方(2018/10/12 訪問)

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タグ:香川県
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