1563 あさぎ岬=小豆島町蒲生(香川県)国道436号線からは見えなかった岬は三都半島からの遠望で [岬めぐり]
小人の三角帽子を逆さにしたような小さなあさぎ岬は、飛岬よりも西側にある。その岬を、飛岬からは東、三都半島に入ってその西岸を南下中の途中で、項目を割り込ませたのにも理由がある。あさぎ岬は、結局この三都半島西岸から、飛岬越しにわずかにかろうじて見えるという程度にしか、確認できなかった。
本来ならば、国道を東へ西へ向かう途中で見えてもおかしくないのだが、どうも建物などに邪魔されて、436号線を走りながらでは見えなかったのだ。
あさぎ岬は、せいぜい高度も高いところで20メートルくらいしかなく、もともとあまり目立つ岬ではないのだが、それにしても国道の位置など条件がうまく合わなかった。
そこで、止むを得ず、観音崎や吉野崎のある小豆島町二面付近を走るところの車窓から、北西側を見渡したところで、これを捉える。二面の道路から弁天島、飛岬、そしてあさぎ岬が一直線に並ぶ。
あさぎ岬は4.4キロも離れているので、飛岬の向こう側に少し黒っぽく見える薄べったい出っ張りとして、やっとどうにかそれとわかる。その上に大きく高くあるのは皇踏山394メートルで、その左手下の低く切れたところが土庄町の中心市街地にあたる。
薄いあさぎ色にも見える池田湾の海を越えて、さらに左手(南側)に目を移していくと、高見山と大深山がボコボコと連なり、その先端が黒崎となるが、ここがウシの例えた形でいうと頭の部分になる。そこから南には高松沖に散らばる島々があり、その向こうに直島がある。
その手前に、少し濃い目の島影が平たく見えるのは、土庄東港の大余島と中余島となる。
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