1543 桐ノ木ノ鼻=姫路市家島町真浦:西島(兵庫県)小豆島フェリーから西島の岬をチェックしたいと思ったが… [岬めぐり]
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雨の1日がやっと終わったと思ったら、翌日もまた雨だった。雨の岬めぐり、それも海の島のとあっては、さえないことおびただしい。晴れていれば、小豆島まで見えるはずの播磨灘の展望もさっぱりだし、すぐ近くのはずの島の風景もぼんやりと霞んでいてかろうじて形がわかる程度でしかない。
家島諸島の男鹿島、家島、坊勢島の岬めぐりを曲がりなりにも終えた翌日は、早朝の姫路港から小豆島フェリーで小豆島の福田港へ渡る。香川県の小豆島へ渡るルートにはいくつかあるが、今回の計画では東からの姫路港からの1時間40分の船旅を選択することになった。
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「第五おりいぶ丸」というのが小豆島福田港行きのフェリーの名前で、その船名の下には「高松」と書いてある。小豆島フェリーも高松が本拠の四国汽船の系列になっているのだろう。車がない場合は予約もいらないので、1,520円也の乗船券を買って乗り込む。船内はきれいで広々としていて、客もちらほらという程度で閑散としていた。
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姫路港を出たフェリーは、家島諸島の北側を、西へ進んで行く。この日は、まずはその左舷に見える西島の岬を拾っていくつもりだった。
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家島諸島のなかではいちばん大きいのが西島だが、ここも住民は少なく数十人程度で、ほとんどが採石事業に関わっているらしい。こどもも何人かはいるようで、その子たちは坊勢島の学校へスクールボートで通学するという情報もあった。が、現在がどうなっているのかは、よくわからない。
島の北側半分は、ほぼ全面が採石場になっているようだ。
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西島の北側では大きく3つの出っ張りがあるが、そのうちいちばん東側の出っ張りには岬の名前がない。広い入り江になった真ん中で、丸く飛び出しているのが、桐ノ木ノ鼻…のはずなのだが。
フェリーから見ていると、ぼんやりと黒っぽい島のような岬があるように思えたので、これがてっきり桐ノ木ノ鼻だろうと考えていて、疑問に思わなかった。
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ところが、帰ってきてこれを書く段になって、写真と地図を照合してみると、どうもあやふやになってしまう。
写真ではぼんやりとながら黒い部分があり、それが正面から見た桐ノ木ノ鼻と思えるのだが、地図ではその岬の部分が採石場の一部になっている。写真のぼんやりとながらこんもりした印象とは違って見えるのだ。
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あるいは、それが背景の山で、岬部分はその下に続いているのかもしれないが、とにかくこれ以上にはよく見えないので、如何ともしがたい。地理院地図では桐ノ木ノ鼻とファリーの航路を示す破線との間は3.7キロも離れている。しかも、桐ノ木ノ鼻は北側からでは正面に見ていることになるので、出っ張り具合がよくわからない。
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想像で補えば、それらしくは見えるのだが、はっきりしない。断定するほどの自信がなくなってきた。桐ノ木ノ鼻の両側の奥には、地図では建物も描かれている。念のため、地理院地図の最新写真シームレス画像でみると、岬の先端部と東側にはこんもりとした部分がわずかに残っているのが確認できた。
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