SSブログ

1505 牛ノ首岬2=むつ市脇野沢(青森県)下北半島西海岸の南半分を下ってきてついに最南端部に到達 [岬めぐり]

ushinokubi2-5.jpg
 北端の大間崎から、南端の牛ノ首岬までの下北半島西海岸。この間、ごく大雑把にみて55キロに及ぶ海岸線の半分が、道もない断崖絶壁の海岸だった。今回は佐井の下ノ崎から、順に南下しながら岬をめぐってきたが、西海岸はいよいよここで終わりになる。
ushinokubi2-3.jpg
 イボ崎を過ぎ、白岩にかかると、牛ノ首岬はもう近い。白岩は岬ではないが地理院地図では斜体表記のあるところで、近くで見ると一面が崖崩れ防止の四角いブロックで網の目状に覆われている。その間に露出している岩も確かに白い。
ushinokubi2-4.jpg
 牛ノ首岬の西側には寄浪(きなみ)の集落と漁港があるが、そこから県道は100メートル足らずの小山を迂回して脇野沢に向かっていくので、牛ノ首岬には道はない。東側が崖になっているので、北からずっと続いてきた断崖の趣が小さいながらも残っている。
ushinokubi2-6.jpg
 岬の向こう遠くに見えてくるのは、大湊湾に面した半島のくびれ部分の恐山周辺の山々であろう。
ushinokubi2-7.jpg
 小さな尾根が、「つ」の字のように飛び出ているが、西から見ると尾根の部分が少し高く盛り上がっている。それが、東側の海から見たところでは、低くて丸っこい台形状の岬になる。岬とその背景の小山の東にある集落は新井田。
ushinokubi2-8.jpg
 牛ノ首がどこのなにを示しているのかは定かではないが、「首」または「頸」は岬の形容に通じるものがあるようで、全国各地で同様の命名にはときどき出くわす。
ushinokubi2M-2.jpg
 牛ノ首岬から南南東850メートルの海中に浮かんでいるのが、鯛島。弁天社があるので、別名弁天島とも呼ばれているらしいこの岩島は、脇野沢港の沖で目立っているので、その灯台を載せたクジラのような形とともに観光客受けするが、こちらは岬のある左舷のほうばかり見ていたので、反対側右舷にあるこの島は写真を撮っていなかった。
ushinokubi2-1.jpg
 と言うか、ここを船で通るのも、往路を含めるともう4度目なので…。
ushinokubi2-2.jpg
 と言っても、牛ノ首岬の項で、クジラのような鯛島の写真が一枚もないのでは、ちょっとイメージが沸かず格好もつかんだろうというので、前の写真を引っ張りだして改めて紹介しておくことにした。
 そう。この岬については2006年に、

 032 牛ノ首岬=むつ市脇野沢(青森県)岬と鯛島というよりむしろ鯨島というべきかも…の島の間を通るフェリーから

としてこのブログ開始のかなり早い段階で、すでに項目にとりあげていたのだ。しかし、その項目ではお天気の関係もあって岬はいまいちはっきりせず、むしろ鯛島のほうが主役になってしまっていた感があった。したがって、今回は「牛ノ首岬2」として、岬のほうに改めて眼を向けてみた。
ushinokubi2-9.jpg
 脇野沢に降りるのも3度目となるが、最初はまだ岬めぐりの方針が固まっていなかったときで、龍飛崎(竜飛岬)や尻屋崎といった有名ドコロをつまみ食いする旅だった。2度目は半島めぐりと銘打ったツアーに参加してのことだった。
ushinokubi2-10.jpg
 したがって、全岬をもれなくチェックするという大方針を立ててみると、やたらに落ち漏れが多い。ほとんどやり直し、行き直しが必要になった。
 そこで、2009年には下北半島の東海岸から大間崎を回るコースで岬を拾い、今回2017年で西海岸を回って完結させようと目論んでいる。

▼国土地理院 「地理院地図」
41度7分40.40秒 140度48分39.89秒
ushinokubi2M-1.jpg
dendenmushi.gif東北地方(2017/09/05 訪問)
@このブログは、ヘッダー、サイドバーをも含めた、全画面表示でみることを大前提としています。

にほんブログ村 その他趣味ブログ
その他珍しい趣味へ 人気ブログランキングへ

タグ:青森県
きた!みた!印(32)  コメント(0) 
共通テーマ:地域

きた!みた!印 32

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。