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1478 日方岬=増毛郡増毛町岩尾(北海道)見えない岬をトンネルで通過する国道231号線その2 [岬めぐり]

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 日方岬もこの次のマッカ岬も、見えない岬で、国道231号線は長いトンネルでそこを通り抜ける。南から北への掲載順だが、この区間の写真は北から南へ向きのものばかりになってしまった。
 そこで、まずは日方泊トンネルの北側から岩尾までの車窓から。
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 日方泊トンネルは2005(平成17)年に開通しているのだが、ここもまた旧トンネルとしてあった歩古丹(あゆみこたん)トンネルと天狗トンネルを改良しつつ、つなげつつできた新トンネルで、南側で連結する覆道と黒岩トンネルを合わせると4キロを超える長さになる。
 北側のトンネルの開口部での標高は200メートル弱だが、ここから270メートルくらいの尾根の下を通り、覆道で海岸線近くまで下っている。出入口の右手に海岸と岩がちょっと覗いているが、これは日方岬からは東北東1.6キロくらいのところにある膨らみ。日方岬はトンネルの真っ只中。
 出入口の下のほうになにやら構築物のようなものがある。これも推測だが、ここから下にあった旧トンネルと旧道へ続くルートの在処を示す痕跡の一部なのではないだろうか。
 そう思って調べてみると、やはりそうで、白い屋根の下に旧歩古丹ンネルの孔口があった。現在の地図からは消えかかっているが、それでもわずかな痕跡を残している。このトンネルはそう長いものではなく、その先は海岸の膨らみを旧道によって越えていた。
 では、同じく現在の地図からは確認できない天狗トンネルは、どこにあったのだろうか。
hikatamakka-14.jpg
 天狗トンネルは日方岬の東から南西方向に1.2キロ伸びて、岬を越えていた。現在の日方泊トンネルは、この旧天狗トンネルに途中からつながって、黒岩の覆道に通じている。もちろん、トンネル内は全部新しくなっているので、どこが繋ぎ目かはわからない。
 もっとも、そんなことを気にする人なんて、誰もいないだろうが。
 いやいや、いるんですね案外。
 これまでも何度かふれてきた、旧道・廃道・廃墟マニア。
 そういう人たちにとって、ここらも重要なポイントらしい。
 実際、今はもうない旧トンネルの所在も、公式記録はほとんど見当たらず、そういう人たちのネット情報によって、初めて知ることができる。
 ありがたいことではあるが、そういう情報のなかには、本文まるまるwikipediaのコピペ丸写しで、引用出所も明記していないものもある。まことに遺憾で残念なことですね。
 もともとはこの日方岬とこの北に続くマッカ岬をまとめて一項目にするつもりでいたが、やはり分けたほうがいいかと…。
 …次項に続く。
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 あ、そうそう。忘れるとこだった。
 実は同じではないけれど、似たような岬の名前があった。というか、トンネルのほうと同じ名前の岬があったんです。
 北海道は松前半島西海岸、上ノ国町字小砂子にある、「日方泊岬」。
 ここは、灯台まである立派な岬である。そして、ここもバスで通ったはずなのに、みると項目がないことに気がついてしまった。
 困ったね。どうしよう。

▼国土地理院 「地理院地図」
43度48分22.13秒 141度23分16.77秒
hikatamakkaM-2.jpg
dendenmushi.gif北海道地方(2017/07/02 訪問)
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タグ:北海道
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