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1361 月夜ヶ鼻=八丈町大賀郷(東京都)八丈島ではふたつしかない灯台のひとつがある岬の上はアロエがいっぱい [岬めぐり]

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 この月夜ヶ鼻の少し東寄りから南西側は、三根ではなく大賀郷になるわけですね。
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 当初、バスも走っていないこの西山を一周するには、電動自転車を借りて行くつもりであったが、いろいろ聞いてタクシーにしたことは、最初に述べた。しかしながら、タクシーで一周したのでは、なんの意味もないので、「北端の岬の東端」という妙な表現をしていた赤崎付近まで運んでもらい、そこから歩いて戻りながら、北側から西側海岸の岬を拾っている途中である。
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 もし、自転車でよほどしんどければ、「北端の岬の西端」にあたるこの月夜ヶ鼻辺りで、引き返してもいいとも考えていた。では、その場合は、赤崎から中根ヶ崎までの間はどうするのか?
 そのときは、八丈島=三宅島を往復するはずの、東海汽船の橘丸の船上から見ることにしていいだろう。そんな腹づもりもあった。ついでに言うと、赤崎以南の北東側海岸には、ずっと下って神湊近くまで岬はないので、それは底土・神湊からの別ルートでカバーすればよい。
 一日かけても自転車で一周するはずの計画が、タクシーで北の端まできてしまったので、時間的には少し余裕も出た。それならひとつひとつの岬を、全部下りて上るを繰り返しながら確認したほうがよかろう。
 結果的には、この判断が正解であったことが、後に明らかとなる。
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 月夜ヶ鼻には、灯台がある。港の堤防にある標識灯を除けば、八丈島の灯台は島の北西端のここと、東南端の石積ヶ鼻にあるふたつだけ。
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 道路の上にはアロエ園という観光施設もあると、町の地図には示してある。ここは、一般にはなんの見どころもない西山周回道路沿線では、ほとんど唯一のポイントなのであろう。
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 駐車スペースやベンチやトイレがあり、そのトイレの上が展望台になっている。この展望台で小休止して、羽田空港で買ってきた(これも正解だった。なにしろ店などどこにもないのだから)空弁などをいただきつつ、ちょっとまったりと気を抜いてしまったので、ここで道を探して降りていくのを忘れていた。
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 アロエの花が咲くのは冬であるから、シーズンオフの今はアロエ園も閉まっているのだろう。人影はまったくない。それにしても、アロエというのは、こんなにもしつこく茂るものなんだと、その強靭な生命力には改めて感心する。
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 灯台の周囲も、なにやら荒れ果てた風情である。アシタバが半分野生化して茂っているが、勝手に取っていく人もいるとみえてこんな看板もあった。かつては、ここもちゃんとしたアシタバ園だったのを、町が管理していたようだが…。
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 今では、日本全国どこへ行っても、地方は縮んでいくばかりである。
 人口は減り、若者は出ていき、高齢者だけが残され、小学校も中学校も閉鎖され統合され、人が住まなくなった家は朽ちていく…。かつては走っていたバス路線が廃止され、鉄道もいつのまにか支線になって本数も車両数も減っていく。商店街は寂れ、シャッター通りには人もいない。
 道路だけはすみずみまで舗装され、もはやどろんこ道や水たまりの凸凹道などは探してもない。家には軽だけど一台以上の車はあり、どこへいくにも下駄代わりに乗り回す。一方で町は、採算が取れないと撤退した民間バス会社に代わって、交通弱者の高齢者のためにコミュニティバスを、集落と病院と市役所を結んで走らせなくてはならず、それすらも乗客は少ない。地域に点在していた商店は次々に閉店してしまい、買い物はもっぱら、遠くのスーパーやショピングセンターが頼りだ。
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 われわれは、そんな姿を望んでいて、その結果こうなったのだろうか…。
 いちおう東京都である八丈町でも、事情は似たようなものである。
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 大越園地休憩舎という看板を大きく掲げた建物がある、月夜ヶ鼻の駐車スペースの脇には、かつてはここにも永郷小学校があったことを示す石碑だけが残されていた。
 今となっては、初めてここを訪れたでんでんむしのような人間には、ここに小学校があった時代があったことなど、とてもにわかに想像できないのである。
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 トイレの上の展望台の囲いのセメントが剥がれた角を利用して、相合傘に見立てて落書きをした「かおりさんとけんたろうくん」はどうだろうか。
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 さて、風雅な名前をもつ月夜ヶ鼻の付近は、この付近ではビューポイントでもあったのだろう。灯台もそうだが、その西の海に姿を現してくる八丈小島の風景が、それには大きくかかわっているようだ。
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▼国土地理院 「地理院地図」
33度9分19.76秒 139度44分46.98秒
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dendenmushi.gif関東地方(2016/04/15 訪問)

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タグ:灯台 東京都
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