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1355 飛行機からの岬めぐり=高松空港から羽田空港へ・高松・小豆島・家島・知多半島・伊良湖岬・御前崎・石廊崎・東京湾 [岬めぐり]

 初めて空を飛ぶ飛行機を見た記憶は、小さいのがブーンと低い音を立てながら旋回していたようにも思うが、きわめて曖昧だ。夜間、呉のほうが爆撃にあっているときには、遠くの空が赤く見え、探照灯が揺れていたが、このときには夜のことで飛行機は見ていない。敵機がきたというので裏山の防空壕に隠れたときにも、その飛行機の飛ぶ姿は見ていない。
 空を飛ぶ飛行機を、はっきりと見てはっきりと覚えているのは、昭和20年8月6日早朝のことで、銀色に光る大きな機体が、滑るように東の空から飛んできた。
 初めて飛行機に乗ったのは、昭和30年代の後半頃、東亜国内航空が大阪と広島の間で定期便運航を開始したときの確かそれがYS-11だったと思う。昭和50年には、KML機でアンカレッジで給油しながら北極圏を飛ぶ国際線に初めて乗り、その3年後には日航機で太平洋も越え、TWA機で北米大陸も横断した。
 ときどき書いていることだが、明治36年のライト兄弟のフライヤー初飛行から数えて、まだ113年しか経っていないのだから、まったく飛行機くらい、急速な進展をとげた人間の発明品で、しかも身近に感じさせるものはない(コンピュータは別にしたほうがよかろう)。いつもそう思う。また、いつも「こんな重いものがどうしてこんなに軽々と空を飛ぶのだろう」という初歩的な疑問も相変わらず解消の実感がないままながら、空を飛びたいという人類の夢の結晶には(戦争の道具という面を除いて)感銘している。
 この頃は、もっぱら全日空機で地方空港へ行く便にたまに乗っているが、やはり窓から外界の景色を眺めるのが好きなので、できるだけ窓側の主翼やエンジンが邪魔にならない後方の席を選んでいる。それは、とにかく地図のような陸地を見ていたい、という理由からである。
 空からの眺めは、まず高高度を飛ぶ便や雲が多いとまったく話にもならないし、小さな二重特殊ガラスの窓越しではきれいというわけにはいかないが、高松から羽田へ向かう日は天候がよかったのでいくつかポイントもおさえられた。
 iPad mini のカメラで撮った、岬を中心に並べておくことにしよう。肉眼で見るほど鮮明でもなく、まことに見にくい写真ではあるが、いちおう記録として残すようにしている。
 
*高松上空=小串岬・大串岬・馬ガ鼻
okushimisaki-1.jpg
*小豆島上空=長者鼻・権現崎・釈迦ヶ鼻・権現鼻・塩谷鼻
syodoshima-1.jpg
*家島・男鹿島上空=保崎・堂崎・天神鼻・尾崎鼻・塩崎・大崎
ieshimatanga-1.jpgieshimasyoto-1.jpg
*播磨灘上空=明石海峡・淡路島(これは往路便から)
awajisimarokko-1.jpg
*知多半島上空=伊勢湾・セントレア・羽豆岬・長谷崎・鳶ヶ崎(これも往路便から)
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*伊良湖岬上空=伊良湖岬・神島・鳥羽
irakotoba-1.jpg
*御前崎上空=御前崎
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*南伊豆上空=三ッ石岬・石廊崎・鷲ヶ岬
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*下田上空=弓ヶ浜・盥岬・爪木崎
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*伊豆諸島上空=利島・新島・式根島・神津島
toshimaniijima-1.jpg
*浦賀水道上空=岩井海岸・南無谷崎・西ヶ崎・鬼ヶ崎・亀ヶ崎
iwaikaigan-1.jpg
*東京湾上空=磯根崎・東京湾観音
isonezaki-1.jpg
*東京湾上空=富津岬
futtsuzaki-1.jpg
東京湾上空=海ほたる
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▼国土地理院 「地理院地図」
hikokiiM-1.jpg
dendenmushi.gif(2015/11/03 飛行)

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タグ:飛行機
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