1331 鵜部の鼻=さぬき市津田町鶴羽(香川県)白砂青松の松原は最初から諦めていたのは… [岬めぐり]
鵜部の鼻はさぬき市東部、津田湾の東に飛び出している岬である。その沖には名古島が浮かんでいる。
岬がない東かがわ市が比較的横長なのに対して、さぬき市は縦長で、ということは海岸線が短いようにも思えるが、その中央に大小何本かの角をもった半島があるさぬき市は岬の数もいくつかある。面積は、両市とも似たようなものだが、人口は3万人の東かがわ市に対して、高松市の東隣りになるさぬき市は5万人を超える。
2002(平成14)年に、津田町・大川町・志度町・寒川町・長尾町の5町合併で市制を敷いたさぬき市に次いで、東かがわ市も1年遅れで市になっているので、なんとなく似たもの同士のようだが、県内では最高の高齢化率の東かがわ市に比べると、西部に工業地帯をもつさぬき市はさほどではないのだろう。
南の讃岐山地から北東へ向かって津田川が津田湾へ、鴨部川が鴨庄湾へと流れています。さぬき市の大部分は、この2河川の流域です。
市の北部は、瀬戸内海に面し、小さな岬・半島の岩や礫の海岸と、砂浜が交互に織りなした海岸線です。浜堤の上には、津田・志度の町並みが古くから形成され、港町として栄えてきました。白砂青松の津田海岸は瀬戸内海国立公園で、「日本の渚百選」の一つに選ばれています。また、志度湾の海岸は埋め立てられ、市街地や工業団地となっています。
さぬき市のサイトでは、市の概要・歴史・自然・産業そして観光・文化…と要領よくまとまられている。ここでいう2河川の間に冒頭に述べた半島がある。さぬき市の岬めぐりは、この半島を一周りしなければならない。
それには、高徳線の讃岐津田駅で下車し、ここからコミュニティバスに頼らなければならない。ということは、すべてこのコミュニティバスの路線とダイヤが最優先で行動しなければならないのだ。
まず、土日は運行していないから、最初の計画時からここを訪問する日を平日に組まなければならかった。
白砂青松の景勝地として名高い「津田の松原」…と観光・文化のページにはあるのだが、バスの時間はそこを歩く余裕がない。駅前をキョロキョロしてみても、どこにもそのバスの案内がない。さては、と国道に出てみたが…そこでも見当たらない。
やっと住宅の脇にあるバス停を発見して、なんとか時間には間に合った。
さぬき市では普通のワゴン車がコミュニティバスとして運行していて、ほぼ市内を路線が網羅しているようだ。市のサイトからその路線図の、岬めぐりに関係のある北部海岸の部分を取り出してみると、こんな感じ。
まずはこの東側の青い線で描かれている路線を、1人1乗車につき200円也のコミュニティバスで走る。
そんなわけで、鵜部の鼻も白砂青松の松原から眺めたほうが当然絵にはなるのだが、北へ向かって津田湾西岸を走るワゴン車の窓から、湾越しに見るということになってしまった。
まあ、まだお天気も雨はとりあえず上がったものの…という冴えない感じなので白砂青松もあんまりね…。
▼国土地理院 「地理院地図」
34度17分23.50秒 134度16分14.89秒
四国地方(2015/11/02 訪問)
タグ:香川県
2016-02-20 00:00
きた!みた!印(35)
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