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1313 竹鼻・扇鼻・笠栗鼻=七尾市能登島久木町・閨町(石川県)海岸線に道がないのでここも遠望で… [岬めぐり]

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 七尾北湾に北面する能登島の北側海岸は、前項の吉ヶ浦鼻を西の頂点とすると東で島の最北端にあたる多浦鼻まで、大小の岬と入江が多くのでこぼこをつくり、その間、およそ11.5キロ。その中央付近で大きく目立つのが曲の半島で、そこは牧鼻とマン崎というふたつの頭をもっている。
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 牧鼻から西が、能登島北海岸の西半分で、とりあえず久木の吉ヶ浦鼻まではみてきたので、これからは東へ牧鼻までの間の岬を辿って行かなければならない。
 しかし、この沿岸はバスが通っている区間が一部だけなので、さてさてどうしたものかと計画の段階からもやもやが続いていて、それがこれを書く段になるまでなおも尾を引いている。
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 能登島交通の南線は、野尻・久木の東隣のバス停は百万石というところになる。百万石の集落は標高40メートルくらいの高いところにあって、海岸までは下っていかなければならない。つまり、帰りは登りである。海岸をめぐる道はない。
 次のバスに間に合うような時間であれば、百万石で降りて海岸に下れば、竹鼻・扇鼻・笠栗鼻も見えたのだろうが、今回の計画ではムリだ。
 久木町の竹鼻、百万石に近い扇鼻と笠栗鼻はどちらも所在は入江をはさんだ対岸の閨町になっているので、このあたりにもいろいろ地形に準じて複雑な事情がありそうだ。
 地図でみると、竹鼻と笠栗鼻は普通になんの変哲もない岬だが、扇鼻だけはちょっと変わっている。小さな岩場の出っ張りのようだが、その中央に南京豆のような水域が示されているのだ。これが真水だとしたら、結構希少価値がありそうだし、海水だとするとどこかで海とつながっていることになる。
 うーん、ここはやっぱりそこまで行ってみたほうがよかったかも…。
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 結局、この付近では海岸に出ないバスは、鴫島(しぎしま)入江という名のある深い入江の南を回り込んで閨町、無関を経て南の集落まで行く。そこがこの路線の終点(原則として)になる。
 …というのは、岬めぐりの地図上の順で西から東へ回っている説明の順序であって、実際の南線のバス運行ルートは、大橋駐車場から北上してまず百万石町へ寄る。そこから引返して田尻・久木町へ向かい、そこから中能登農道橋のある通町を経て、鴫島入江の南を回り込んで閨町へ、というコースになる。
 つまり、通や田尻・久木、それに百万石のある半島をそのくびれた幅400メートルにも満たない付け根部分を起点として、くるっと右から左への逆回りで一回転している。路線図がないので、地図で照らし合わせてみたが、見知らぬ土地に初めてやってきて、初めて乗るバスで連れ回されるとどうもこのへんの感覚がなかなか掴めない。なんか、どこを走っているのかワケがわからないうちに、どんどん通り過ぎるような感じである。
 二三回も乗ると、やっとわかるのだろう。
 閨から南までは、バスの車窓からも七尾北湾の海を眺める場所が、ところどころにはあるので、竹鼻・扇鼻・笠栗鼻などもそこから遠望することにしよう。
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▼国土地理院 「地理院地図」
37度9分9.25秒 136度54分57.83秒 37度8分48.81秒 136度55分25.64秒 37度8分37.60秒 136度55分32.90秒
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dendenmushi.gif北越地方(2015/09/14 訪問)

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タグ:石川県
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