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1300 乙ヶ崎=鳳珠郡穴水町字乙ケ崎(石川県)ここは岬ではなかったが七尾北湾奥フィヨルドにある岬のまとめを兼ねて [岬めぐり]

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 「乙ヶ崎」という表記が穴水港の隅っこにあるのを、地理院地図で見つけて、項目に上げようとしていたが、よくよく見るとこの表示フォントに斜体がかかっていない。つまり、ここは海の中に記名があるがそれは岬の表記ではなく、地名の表記であったのだ。
 が、まあせっかくだから項目はつくっておこう。
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 穴水東部の張り出しの岬めぐりが終わって、ここから半島東岸を下っていく、ちょうど繋ぎのところに乙ヶ崎の入江はある。七尾北湾の奥はなかなか複雑なので、それをまとめめて整理しておくことも必要だ。
 実際、ここは港の南西端に入江が詰まったところで、岬らしいはっきり目立つ地形もない。わずかにふくらんでいるところもあったので、始めはそれがそうだと勘違いをしていた。
 そこは、のと鉄道の七尾行き電車に乗って南に向かうと、小さな尾根をトンネルでくぐり抜け出たところで、穴水の中心市街地からはその尾根で区切られて離れている街になっている。
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 かつては、ここ穴水から北へ輪島まで行く線と、北東へ蛸島まで行く線とに分かれていたのと鉄道は、ここまでで打ち切られてしまった。そこで、穴水駅と七尾駅の間だけが営業区間となり、ここが始発終着駅になってしまった。
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 のと鉄道は昼間は1時間に1本くらいの間隔で走っているようだが、その電車には、永井豪のキャラクターがラッピングされ、車内にもそれが溢れている。
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 人口1万人くらいの穴水町(あなみずまち)でも、人口の減少傾向は止まらないようで、別荘地などがすでにあってその下地があるこの町でも、“移住・定住”を積極的にサポートしている様子が、サイトからもうかがえる。
 
 能登半島穴水町 田舎暮らし情報
というページには、ちょうど穴水港を中心とした航空写真が掲げられていた。その写真を使わせてもらって、この周辺の岬の整理をしておきたい。
 
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 写真の中央上から ❶立木鼻、❷神社崎、❸野々木鼻、❹神明ヶ鼻、❺タケガ鼻、❻乙ヶ崎、❼イナヘズミ鼻、❽新崎鼻、❾カイモチ鼻

 そして、2008年の訪問で上げたこの付近の項目は、以下の通りであった。
 それぞれの項目では触れていなかったが、この付近の岬のなかには、タケガ鼻・イナヘズミ鼻・カイモチ鼻・カマヤ鼻と、カタカナ名の岬が多く集っている。カタカナだと意味をもつ漢字の字面から想像することもできないし、まるで見当もつかない。
 方言のような場合もあるのだろう。そう考えていちおう調べてみたら、ひとつだけ「カイモチ」は魚津弁で“おはぎ、ぼたもち”のことだということだけはわかったが…。
 前にも書いているが、とにかくこのフィヨルドは独特の美しい風景をつくりだしている。山が低いこと、海岸に崖がないことが特徴を生んでいるとも言えるが、岬もそれぞぞれにこの景色を構成する役割を果たしている。
 岬があるということは入江や湾があるということで、前項の「比良(びら)」にも長く奥深い入江があった。これについてChinchikoPapa さんからのコメントは、「現在の神田川を、江戸期以前は「平川(ピラ川=崖川)と呼びましたけれど、「比良」の谷間も三方から崖地が迫る地形に川が流れていますね。」とのこと。残念ながら、でんでんむしはそのような古語に関する知識も手法も持ち合わせがないので、地名や岬名の意味については、多くの場合スルーしている。
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▼国土地理院 「地理院地図」
37度13分12.15秒 136度54分28.01秒
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dendenmushi.gif北越地方(2015/09/14 訪問)

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タグ:石川県
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