1295 袖崎・カガタ鼻=鳳珠郡穴水町字曽良・字鹿波(石川県)出っ張り南端から大口瀬戸を挟んで能登島の北端へ3キロ [岬めぐり]
「難所」の意味には、実はもうひとつある。そこで、ここら辺は、ひとつの岬について一項目ではなく、一項目でふたつの岬を追いかけてみることにする。
袖崎とカガタ鼻は、字地名の境界が分かれているので、袖崎は曽良、カガタ鼻は鹿波となる。
しかし、その両者の距離は、わずか400メートルしか離れていない。
このふたつの岬が並んでいるところは、穴水東側の出っ張りのいちばん南に端にあたる。したがって、ここを過ぎるとバスは今度は北西に向いて走ることになるが、その前に…。
このふたつの岬がまた、わかりにくい。だが、それでも何十回と繰り返してぺらぺらめくっていると、だんだん地図と写真が同化してくるようである。
前からの写真がないので、袖崎やカガタ鼻のようなちょこんと飛び出しているような岬は、横窓からだとなかなかうまく全体がつかめない。
沖に遠く見えてくるのは、能登島の島影で、大口瀬戸を挟んで、対岸は七尾市能登島祖母ケ浦町の付近になる。そこは能登島の最北端で、ここからは南東3キロの位置になる。七尾北湾のいちばん狭くなった湾口で、ここから東は新潟との間の日本海で、富山湾はずっと南になる。
袖崎は、なんにもないただの岩の地盤が出っ張っていて残ったもの。
カガタ鼻のほうには、なにやら桟橋のような構築物がある。
そこは岬の上が少し開けていて、ボートがおいてあり、建物もある。だが、看板もなく人がいるのかいないのか、使われているのかどうかもわからないような風情だった。MapionやGoogleマップには“能登シーサイドハーバー”とあった。
念のためにそれで検索してみると、なんと約8,720件と表示されるが、実際は最初の4ページくらいで、それも場所ふさぎがほとんどで、中身のある情報はなにひとつない。
マリーナ情報のサイトにも項目があるにはあったが、まったく別の大きなマリーナの写真が貼り付けてあった。まったく、ネット検索情報は信用ならんし、ろくなものがない。
ならばと「袖崎」と「カガタ鼻」で検索してみても同様であるが、自分のブログのリンクがでてきた。それは、2008/09の訪問記録で、いずれも穴水港の付近から、東を遠望したときのもので、このときはそこから東へは行かず、将来の訪問に含みをもたせてあった。
このときにも「岬めぐりの難所」と書いている。
そう、「難所」のもうひとつの意味は、「書くことがない・書けることがない」ということナンですねぇ。実は…。
▼国土地理院 「地理院地図」
37度11分1.34秒 137度0分39.57秒 37度11分1.34秒 137度0分23.50秒
北越地方(2015/09/14 訪問)
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