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1268 瀬ヶ岬=輪島市赤崎町(石川県)小学校がある丸い緑の台地の北の端っこにこの岬はあって… [岬めぐり]

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 アタケ岬の北東2キロのところに位置する瀬ヶ岬は、赤崎のテーブル状台地の北端になる。バスが通る県道は、90メートルほどの台地の奥まったところにある集落をぬって走るので、車窓からは瀬ヶ岬は見ることができない。
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 これが見えるのは、どうやらアタケ岬の東海岸からだけのようだ。
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 巨石のそそり立つ向こうに見える瀬ヶ岬も、岩の断崖がむき出しになった険しい岬である。大小いくつかの尖塔が並んでいるようにも見えるが、50メートル付近から崖が落ち込んでいて、その上のほうだけが濃い緑に覆われている。
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 周囲に道路はなく、わずかに東側に赤崎集落から緩い谷を下る細道があるだけだ。
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 「まれ」の舞台は、能登のあちこちの風景を利用して、ロケをやっていたらしいが、その場所を訪ねて間垣の里の大沢(おおざわ)までやってくる人がたくさんいるというのも驚きだ。
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 …ってなことを書くと、“有名でもなんでもない全国の岬を訪ねて回ろうというほうがもっと驚きだ”とか言われるのかな。
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 西保線のバスは、刑部岬のある上大沢の入江から、4.2キロも谷の奥に入って雑座という終点まで行き、そこからまた折り返して輪島に帰って行く。
 帰りのバスの時間近くになると、その人たちも間垣の間から湧き出てくる。帰りのバスではぜひとも一番前の席を確保しなければならいので、その前にバス停に陣取る。この集落には、ほんの100メートルにも満たないくらいの間隔で、大沢大橋と大沢の二つのバス停がある。降りたのは大沢大橋で、早く降りようとしたほかになんとなく名前に釣られたのだが、「大橋」というのはおおいに看板に偽りがある。
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 橋の東の鎌倉時代から伝わってきたという間垣の浜辺には、なにか木組みのやぐらが立っているが、それもドラマに使われたらしく、そこらで写真を撮ったりしている人もいた。
 帰りのバスは、その浜辺を後にすると、赤崎の台地に上って行く。
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 浜辺から90メートルまで上っていくのだから、道は九十九(つづら)折れに高度を上げて行く。前項にも掲げたように、この道からアタケ岬が俯瞰できる。
 バス車窓の前面には、丸い緑の台地の塊が浮かび上がってくる。この下が瀬ヶ岬になるはずなのだが、そこまでは見えない。
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 その緑の間に、大きく長い屋根がある。これは輪島市立西保小学校の屋根だろう。この小学校は、もう20数年前に近隣の三つの小学校を統合してできたもので、バスの終点にあたる西二又地区からも、こどもたちはバスで通ってきていたのは、いつまでだったのだろう。今は廃校になっているようだが、バス停の「西保小学校前」は健在である。
 地理院地図には「赤崎ののとキリシマツツジ」という表記がある。「∴ 」記号なしでこういう表記はめずらしいが、ツツジには季節はずれにバスで通り過ぎるだけだから、当然わからない。
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▼国土地理院 「地理院地図」
37度23分11.19秒 136度48分42.87秒
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dendenmushi.gif北越地方(2015/09/12 訪問)

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タグ:石川県
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