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番外:飛島のウミネコ繁殖地=酒田市飛島(山形県)「国指定天然記念物」かどうかはもしかしてビミョウなのか [番外]

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 海水浴場には小松浜という名もあるらしいが、その右手には大きな岩島の断崖がそそり立っている。それは隣の蛭子前崎のある岩山と狭い切れ目で接していて、そこいらじゅうがウミネコだらけになっている。
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 前項でふれた御積島周辺も地理院地図の表記がそうだったが、ここもそうである。ただ、位置の特定に少しずれがあって蛭子前崎のほうにその表記がある。小松浜の入口には、誰が立てたのかわからない看板があったが、それによると「館岩」がウミネコ繁殖地として天然記念物になっているとの説明がある。酒田市の飛島マップでも、確かに「国指定天然記念物」との表記がある。しかし、地理院地図でもMapionでも「∴ 」マークはついていない。
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 ウミネコの繁殖地だという館岩の表記は、地理院地図によると蛭子前崎の北壁あたりを指すらしいが、そこらにはウミネコの姿はほとんどなかった。
 現在その中心になっているのは、陸続きになっている館岩のほうではなく、島になって近いとはいえ陸とは離れている百合島のほうに繁殖地は移っているようだ。
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 そのほうが、自然の流れであり、道理にもかなう。それと天然記念物指定とは、なにか関連があるのだろうか。
 看板には、ほかにも“石砦遺跡”とか“古代文字”などの、なんだか魅力的な言葉も並んでいて、地続きの蛭子前崎に登って行く階段の道もあるようだった。しかし、これもパス。
 “古代文字”といえば、なかにし礼の「石狩挽歌」である。その歌詞の舞台は、主に小樽の北に突き出た半島周辺なのだが、“古代文字”については「719 畚部岬=余市郡余市町栄町・小樽市蘭島(北海道)海水浴場と中学生と遺跡と古代文字」の項で書いていたが、これも現物は見ていない。
 ここのも、マップには“刻線刻画石”と“謎の石屈”という文字が、蛭子前崎の上には記されている。
 とくに史跡とかになっているわけでもないし、古いものを残すということは、なかなかむずかしい。
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 橋を下るとヘアピンカーブになって、そこを降りて行くと、定期船乗り場になる。
 そこをそのまま通り過ぎて、自転車を返しに行かなければならない。
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▼国土地理院 「地理院地図」
39度10分54.51秒 139度32分50.01秒
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dendenmushi.gif東北地方(2015/06/30 訪問)

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タグ:山形県
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