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1207 北九州から福岡まで=玄界灘沿岸を飛ぶ(福岡県)2015空からの岬を眺めてみる…5 [岬めぐり]

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 日本の工業近代化を牽引してきた北九州の工業地帯では、ほとんど岬が残っていないので、前に行き損ねた八幡岬の西へ、玄界灘沿岸の岬めぐりが始まる。
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 響灘から玄界灘に入る飛行機の南に開いた窓の外には、遠賀川が白い帯となって光っている。
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 ここからは北九州市若松区・遠賀郡芦屋町・遠賀郡岡垣町・宗像市・福津市・古賀市・糟屋郡新宮町、そして海の中道から福岡市になる。福岡空港に向かう飛行機は、ちょうど志賀島から海の中道の上を飛ぶので、Aの座席から眺められる福岡県の岬はここまで…。
 この玄界灘の岬めぐりも、都市近郊にしては交通網が不便(とくに沿岸部で)だったので、随分苦労した覚えがあるなあ、と思い返しつつ、窓から海岸の景色を眺めている。
 飛行機もこのくらいの高さからだと、下界の風景もよく見えて楽しいのだが、海上で着陸態勢に入っているからであって、巡行高度ではこうはいかない。
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 遠見ノ鼻(妙見崎)へ行ったときは、台風が接近中だったなぁ。
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 狩尾岬洞山へ行くのも大変だったなぁ。JRの遠賀川駅は、遠賀川河口からずっと上流にあるので、ここもコミュニティバスで病院まで行き、そこからなみかけ大橋を渡りながら、浪懸ノ岸を眺めた。芦屋は古い伝統と歴史を伝える町だった。そうして、かつて自分が歩いた場所を遥か上空から見ているというのも、妙な感じがする。
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 三里松原の西には、波津城鐘ノ岬が角のように飛び出している。鐘ノ岬の沖にあるのが地島で、ここは早くに行っている。だが、この島には岬がないので項目にはない。その後だいぶたって、今度は鐘崎から波津の間は人家もない海岸線をてくてく歩いた。その中間にあるのが黒崎鼻で、ここには“福足神社祭神御上陸霊地”というおもしろいものがあった。
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 この項目をあげたのは2012/12/23だったが、それについてkeitokuchin さんからコメントをもらったのは2015/04/11のことだった。
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 宗像神社も二度ほど訪れているが、ここも交通不便なところだ。ここから歩いて福津市側に出たが、それからまたJRの福間駅まで出るのがたいへんだったなぁ。
 岬めぐりでは神湊も草崎までで、島には渡らなかったが、耳鐘鼻・曽根鼻・加代鼻の項もある。雨に降られて、津屋崎からタクシーを呼んで楯崎まで連れて行ってもらったんだ。
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 曽根の鼻がある津屋崎も、かつては“千軒”と謳われた古い由緒を残した町だった。伊能忠敬が泊まったところもあった。
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 磯崎鼻は西鉄貝塚線で終点の西鉄新宮まで行って、そこから浜で出ると、目の前に相島があった。ひねったクロワッサンのようなその相島が、眼の下に大きくなっている。鼻栗瀬の岩の穴も飛行機から見えるぞ…。
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 まあ、こんな具合で、一度行ったところは、空から見ていても次々とそのときのことが思い出されてくる。それもやはり、ただ行ったというだけでなく、自分でその記録を記していればこそなのだろう。
 しかし、こんなことで喜んでいられるのだから、幸せである。

▼国土地理院 「地理院地図」
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dendenmushi.gif九州地方(2015/03/27 訪問)

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