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1196 恵比須崎・釜ヶ崎=陸前高田市広田町(岩手県)広田半島は広かったうえに交通の便が悪くてうまく回れない [岬めぐり]

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 碁石半島の碁石岬と、広田半島の黒崎の間に広がっている海域は、北の大船渡市側では門之浜湾、南の陸前高田市側では大野湾と、ふたつの凹みに分かれている。
 大野湾は、ちょうど広田半島の真ん中をえぐるように深く入り込んでいる。なんとか確認できた田の浜崎はこの大野湾の北側にある。
 そこからもっと南へ歩いて行けば、小屋敷の付近からは恵比須崎も釜ヶ崎も見えたはずなのだが、それが見えるところまでは、タイムアップで行けなかった。碁石海岸のほうを優先した結果で、やむを得ない。
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 恵比須崎は、これまた田の浜崎の4分の1くらいしかないような、小さなちょこんとした出っ張りである。だから、碁石半島からの遠望写真でなんとか特定を計ろうとしてみたが、やはりうまくいかない。
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 大野湾の南側にある釜ヶ崎のほうは、田の浜崎のバックにも写っているし、碁石からの遠望でも広田半島の東海岸線の中間で、大野湾の凹みをはっきりと示す存在として、どっしりと構えているのがよく見えていた。
 とにかく、大野湾岸はこれ以上は先へ歩いて行くのをあきらめなければならない。また、来た道を引き返すことになる。おもしろくない帰途になってしまった。途中にバス停の標識も立っていたが、計画を立てるにあたってはまったく使えなかった。こういうところの路線バスは、早朝と夕方の通学生のためや、病院通いの老人のためにだけダイヤが組まれているので、役に立たない。広田半島の南部にはコミュニティバスが走っているらしいが、半島へ入って行くバスがどうもうまくないようだ。
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 失敗したなあ。これなら、こっちへこないでまっすぐ蛇ヶ崎へ行ったほうが、よかったかな。そうすれば田の浜崎は矢館崎の陰になってしまいそうだが、矢館崎と恵比須崎は見えたかもしれない。
 おまけに、小友にはタクシーがあるという情報も当てにしてきてみたら、そんなものはどこにもない。しかたなく歩き始めたのだが、駅に帰ってきてみると、空車のタクシーが2台も所在なげに客待ちをしていた。うまくいかないときはこういうものだ。
 泣き言ばかり言っているように聞こえて、はなはだ面目ないが、この辺りどうも交通事情がよくわからなくて、実は計画も綿密に立てられていなかったのだ。
 まあ、現地へ行って当たってみたらよかろうと、いいかげんな計画のまま出てきたのがやはりよくなかった。やはり、岬めぐりの計画は分刻みで綿密に立てるにこしたことはないらしい。
 そんな感じだったから、碁石浜に2泊して、そこを拠点に広田半島をうろうろするつもりが、結果的に碁石浜を広田半島を回る拠点にすることはできなかった。
 それなら、碁石浜は1泊だけにして、翌日は広田半島に泊まるようにすればよかったのだろう。だが、広田半島には宿泊施設がなかったようだし、陸前高田市でもそもそもそういった設備がほとんどないのだ。これは、広田湾奥に広く展開していた陸前高田市の中心市街地が、ことごとく跡形もなくなってしまった、という悲しく厳しい現実があったからだろう。(そのくせ、誰が泊まるのか、妙に高いホテルのようなものだけはできているが…。)
 そんなこんなで、ここらも碁石半島からの遠望です…。
 釜ヶ崎の奥の海岸では、クレーンなど重機がいくつもあって、工事が進んでいるようだった。
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▼国土地理院 「地理院地図」
38.966519, 141.717438 38.951802, 141.72718
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dendenmushi.gif東北地方(2014/11/06 訪問)

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タグ:岩手県
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