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1150 神威岬=枝幸郡枝幸町目梨泊・浜頓別町斜内(北海道)宗谷岬の次のオホーツクラインの岬はまずここから [岬めぐり]

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 オホーツク海に面した北海道の北東部海岸は、日本でいちばん長い、ほぼだいたいおおむねまっすぐな海岸線である。日本最北端の宗谷岬から南東方向に向かって斜めに延びるこの線は、おおよそのところオホーツクラインという名もある国道238号線で辿ることができる。
 宗谷岬〜網走の間は274キロ、網走から斜里までの244号線をプラスすると310キロもある。
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 ほぼだいたいおおむねまっすぐな海岸線であるから、岬は距離に比して少ないが、宗谷岬から南へはこの神威岬まで72キロの間、岬はない。
 地形的には、稚内市宗谷村の東浦漁港の北側に、それっぽい出っ張りはあるのだが、岬の名はついていない。
 この海岸線は、昔一度通ったことがあるにはあるのだが、あれはいったいいつのことだったのだろう。それとは別に紋別までは行ったこともあって、それは流氷を見たいという衝動に駆られてのことだった。雪と氷の陸と海も判然としないような海岸線を、いまはなき国鉄の湧網線に乗ってサロマ湖のほとりを走ったこともある。
 だから、この地域は初めてではないのだが、もれなく岬めぐりでは初めてとなる。稚内市宗谷村から宗谷郡猿払村を経て、浜頓別町の間は無岬地帯なので、その足始めは浜頓別町と枝幸町の境になる神威岬から…。
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 神威岬といういかにも北海道らしい名(アイヌの神と霊的存在)の岬は、北海道全図でもちょこっと飛び出しがわかるほどで、標高439メートルの斜内山の尾根が東の海に向かって突き出ている、その先端部である。
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 この尾根を国道238号線は、北オホーツクトンネルで突き抜けている。従来、悪天候のときなどには神威岬を回り込んで通り抜けるにも苦労したこともあったというので、2002年に開通したこのトンネルのお陰で、オホーツクの難所が減ったわけだ。
 トンネル以前に岬に沿って走っていた旧道も、そのまま残されている。神威岬へ行くには、この旧道を行かなければならないが、なんと枝幸から乗った浜頓別行きのバスが、この旧道を通ることがわかった。
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 北オホーツクトンネルが10日ばかり工事中のため、一時閉鎖になっていたのだ。運転手さんに頼んで、バス停はないが岬の先端を斜内に回り込んだところで降ろしてもらった。そこから、前方に見えるのが浜頓別方面で、振り返れば神威岬の先端部である。
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 神威岬は、オホーツクラインでは唯一といってもいい、岬らしい岬である。岩の尾根が高く大きくせりだし、その裾を道路が巻き、道路の下にはスケールの大きな岩場が岬の先端を縁取っている。
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 白と黒のだんだら縞の灯台も、道路からは少し高い斜面に立っている。
 そこへ登っていく道は、もう長いこと打ち捨てられたままになっていて、誰も管理補修をすることもないようだ。道は草の中に没していて、コンクリはひび割れ剥がれ落ちている。
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 それでも、灯台は灯台としての役目を忘れたわけではないのだろう。だが、燈光会はここに灯台があることを忘れているようで、いつもの看板もないのだ。だが、ここを無視するのもそんな辺鄙な場所というわけでもなく変なので、どこか別の場所にあったのを見逃したのかもしれない。
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 毎度、“燈光会”と書いているが、あの青い看板は実は海上保安庁と、燈光会と日本財団の三者の連名で建てられている。モーターボート競走のてら銭(というより胴元のカネ)が、こういうところにも回っているらしいが、看板のメインの仕掛け人はやはり燈光会らしいので、“燈光会の看板”とそう代表させている。
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 岬めぐりでは、その先端に立つこと、その上に立つことが、最善とばかりは言えないのであって、むしろ少し離れた遠くから見るほうがよい、という場合が多い。
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 この神威岬は、先端に立ってよし、遠くから眺めてもまたよし。
 遠くから眺めるには、岬の南側に突き出た無名の岬からがよい。そこは展望公園として整備されていて、広い駐車場があるところは、まるっきり車のために設けられた公園である。ここに、車以外の交通手段(たとえば電車はないのでバスとか)でやってくる人間は、まずいないのだろう。
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 このオホーツクの岬めぐりでは、あちこちでキャンピングカーが走っているのをよく見かけた。最近、ますます増えているらしいが、この公園の駐車場でも“高級ホームレス”のみなさんが集っていた。ベンチのところにロープを張って、洗たく物を干したりしている、その向うに神威岬が…。
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 この尾根の稜線が枝幸町と浜頓別町の境界になるのだが、地理院地図では斜内山の頂上までしか境界線が描かれていない。しかも、“浜頓別町”と岬の上に表記されている。これだとマルマル神威岬は浜頓別町に見えるが、南側は枝幸町のはずである。トンネルの上から岬にかけては、境界線未定地なのだろうか。
 この岬の名を「北見神威岬」と表記する場合もあるようだが、それは積丹半島の神威岬と区別する必要があるときだろう。
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▼国土地理院 「地理院地図」
45.059466, 142.503508
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dendenmushi.gif北海道地方(2014/09/26〜27訪問)

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タグ:北海道
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