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1124 長岬=佐渡市米郷(新潟県)佐渡島の北側の山並みにとりついてまずはマップ写真で代用の短すぎる長岬 [岬めぐり]

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 前に佐渡の中心は、やはりふたつの山並に挟まれた中央部の平野だろうと書いていた。そうではあろうが、もっと正確には、中央部の南北の山裾の平野の外縁部、というべきだろう。
 つまり、中央部そのもの(国中平野=“国仲”と表記している情報もあるが、ここでは国土地理院表記に従う)は、全体に広い田圃が占めており、集落はまばらである。
 おそらくは、北東の加茂湖から南西の浜辺までは、おそらく長い間低湿地帯であったろうから、人が住み着いたのは両側の山際だったのだろう。
 その様子を例のネット地図の航空写真で…と思ったら、iPad miniのマップは雲とツギハギで使いものにならない。ここではGoogle Mspsがましなので、こちらを採用。(上のほうが森と高台のようにみえるのは、写真のつなぎでトーンが変わっているから)
kuninakaHM.jpg
 佐渡交通、いや新潟交通佐渡の路線も、この山際に沿っており、北側が本線、南側が南線である。そして、小木線は南西の浜辺(ここが若干高く盛り上がっているようで、そこに家並みが続いている)を、真野から佐和田へ向かって行く。
 佐和田にはバスの中継所であるバスセンターがあるが、実際にはここが終点ではなく、さらに山寄りにUターンして、病院や市役所がある北側のへりのほうに戻って行ってしまう。
 ここからさらに真野湾岸を西へ行きたいでんでんむしは、佐和田でバスを乗り換えて、今度は七浦海岸線がやってくるのを待つ。
 じっと待合所で待っていたわけではなく、その河原田諏訪町の通りを薬局を探して歩いていたのだが、ぱらぱらと店が開いている通りでやっと発見した目指す薬局の看板を掲げた店は、とうに廃業してしまったか、シャッターが降りたままだった。
 七浦海岸線に入ると、バスは諏訪町から窪田、沢根炭屋町、城ノ下、田中町、沢根篭町、沢根町と、街道に沿った細長い町々を通り抜けて行く。このラインは佐渡金山にとって重要な役目があったのだろう。
 沢根町からは大きく南へ半島を回りこむようになっているので、金山へは遠回りになるので、主には峠越えの道があっただろうと思われる。集落は沢根町からは途切れ途切れになり、相川の発電所と二見港を過ぎると、長岬である。
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 長岬は、その名前が誇大広告で、ほんのちょっぴり突き出ただけの、小さな出っ張りにすぎない。小さいから眼にかからないというわけでもなかろうが、バスの車窓からはまったく見ることができない。
nagadaigahana-3.jpg
 しかたがない、台ヶ鼻まで行けばそこから北側に見えるかもしれない。地図で見ると、そのように思えた。
 ところが、台ヶ鼻へ行ってみると、その目論見も見事に外れた…。
 岬の北側は、こんもりと深いヤブと木立が盛り上がっていて、さっぱり展望が効かないのだ。
nagadaigahana-1.jpg
 台ヶ鼻古墳と、その文字がほとんどなくなりかけている一本の標柱が立っている。この先の盛り上がった部分がそうなのだろうか。でも、これはやはり自然地形で、それを利用した古墳なのかもしれない。
nagadaigahana-5.jpg
 古墳(か単なる丘か)の上まで登っていけば、あるいは長岬も見えたのだろうが…。そんな気になれなかったのは、道もなさそうだしお天気のせいもあった。雨はまだ降ってこなかったし、ここは陰になっているが、なにしろものすごい風である…。
nagadaigahana-6.jpg
 そういうわけで、ここ長岬は、Pad miniのマップで代用ということにしておこう。右手の上で、岩礁地帯と島を伴い、ちょんとした出っ張りが長岬である。
nagamisakiiPadm.jpg

▼国土地理院 「地理院地図」
37.968597, 138.256624
nagamisakiM.jpg
dendenmushi.gif信越地方(2014/05/16訪問)

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タグ:新潟県
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