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1122 大須鼻=佐渡市大小(新潟県)田圃の美しい台地が終わる北の端にある岬は活断層の端でもあった [岬めぐり]

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 田圃があり真野湾が望める田切須の台地も、いよいよ北に向かって下るところで終わる。この下の、丸くなった海岸線に、大須鼻という名前がついている。そこは台地が北の端で落ち込んで終わるところで、三貫目沢という小さいけれど細くて深い切れ込みを流れる水流が、真野湾に注ぎ出るところでもある。
 国道350号線が、右に大きくカーブしながら斜面を滑り降りていく、ちょうどその曲がり角の下が、大須鼻ということになるが、道からはそれは見えない。
 通りがかりに見ると、そのカーブにはコーヒーカップとパンの標識があるので、カフェレストランかなにか、そういうものがあるらしい。
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 そのそばには、もうおなじみになった佐渡ジオパークの青い標識板も、左をさして立っている。なんと書いてあるのか、そのときは走り過ぎる車窓からは咄嗟に読めなかったのだが、帰ってきて写真を拡大してみたら、“大須鼻の活断層”とあった。
 なるほど、活断層ね。三貫目沢の大地の深い切れ込みは、やはりそういうものだったのだ。海岸の大須鼻のところで、それが露頭になって表れているのだろう。
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 カフェレストランらしい建物の三角大屋根の下のほうに、ちょっとだけ岩礁の散らばる大須鼻が姿を現す。
 前にも書いたように、ここは同じ日に往復しているので、ここからの写真は往路のものであるが、並べ方はだんだんと大須鼻から離れて、真野湾の海岸線を東北東に向かう順になっている。
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 背合(せなごう)というバス停の左右に伸びる海岸線は、越の長浜という名がある。
 ここから北へは、塩屋崎、恋ヶ浦、長石浜、そして雪の高浜と、ちょうど食パンの頭のような形をした真野湾の海岸線が続いていく。
 越の長浜と雪の高浜は、名前も対照的だが、位置も斜めに向かい合っているので、多少はそれを意識してつけられた浜の名であろうか。
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 前項の田切須崎の項で、ひさしぶりにネット地図の航空写真(衛星写真も?)を引っ張りだしてみたのは、ひとえに田切須の台地の特徴的な姿を確認してみたかったからだ。
 いまでは、この類のものでは有名なGoogle maps をはじめ、いくつかあるので、国土地理院地図とあわせて、すべての岬について並べることも考えたことがある。しかし、それに踏み切らなかったのは、どれも細部にわたってみていくと、ツギハギが目立っていたり、肝心なところが雲で覆われていたりして、完全でないことがわかっていたからだ。
 でもまあ、ちょっと試しにできるとこだけでもやってみるかな…。
ohsuhanaGM.jpg
 ↑Google map
ohsuhanaYM.jpg
 ↑Yahoo!地図
 というので、改めてYahoo!地図とGoogle maps と、iPad mini のマップで大須鼻を見てみた。
 やっぱりGoogleは操作性が悪すぎ、Yahoo!は色が鮮やか過ぎて作り物の感じが強い。そのうえ、両方共につぎはぎが気になる。
ohsuhanaiPM.jpg
 ↑iPad mini iOSのマップ
 ここは長年にわたるMacユーザーの身びいきも半分で、iPad mini のマップ。色調がちょっと暗めだが、このほうが実際に近いだろう。でもね、これも佐渡の西海岸七浦海岸付近ではだめで完全ではない。
 立岩もある越の長浜からは、大須鼻は1.6キロの西になる。

▼国土地理院 「地理院地図」
37.940974, 138.307792
ohosuhanaM.jpg
dendenmushi.gif信越地方(2014/05/15訪問)

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タグ:新潟県
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