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1098 仏崎=佐渡市羽二生(新潟県)佐渡交通バスの東海岸線に乗って行く岬めぐりはまずここから… [岬めぐり]

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 椎崎温泉の屋根のある露天風呂で汗を流してから、また監督署前まで戻り、そこで東海岸線のバスに乗って行くと、まず最初の岬が仏崎。ここはまだ両津湾の岬である。
 これを足初めにして、これから佐渡島の全岬を、両津から時計回りに訪ねて行くことにする。
 その前に、佐渡島の全体の形をまず頭に入れておこう。
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 まるで先端がちょっととんがった二体のゾウリムシが、有性生殖で接合してしているかのように同じ方向を向いてくっついている…。この島は、そんな形にもみえる。
 その真中の両津や加茂湖がある接合部分だけが平地で、あとは二体のゾウリムシ本体はすべて山地である。国道350号線が、両津と小木の間を通っているが、県道45号線がだいたい島を周回しているそこで、佐渡交通の路線バスで、乗り換えながらつないでいくという計画が可能と考えたのだ。
 ただ、両津から国道を通って金山に近い相川をつなぐ本線と南線以外は、本数はやはり少ない。
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 下のゾウリムシの北側をぐるり回って南に向かう路線が、東海岸線。監督署前という停留所がターミナルのように始発終点になっている線があるのは、そこに佐渡交通の車庫があるからである。東海岸線のバスも、通学用にダイヤが組まれているので、午後も遅い下校時間になるまで待たないと乗ることができない。
 初日は、岩首行きの東海岸線で監督署前から途中の東強清水まで行って、そこからまた戻ってくることにした。両津に着いてすぐに2日間と3日間のフリーパスを買っておいたので、つごう5日間は佐渡交通バス全路線乗り降り自由だから…。問題はダイヤだけ。
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 仏崎が見えてくるのは、両津湾に沿って東へ向かうバスが住吉を過ぎ、椎泊で少し海から離れ、両尾(もろお)で再び海岸線に出てきたときである。
 海から少し遠くなる椎泊の付近でも、田植えが終わって水を満々と目いっぱいに貯えた、美しい田園の風景がある。全体に今回の佐渡の岬めぐりでは、とにかく行く先々で、こうした景色に見とれることが多かった。
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 小さな港と集落が途切れてはまた続く、という海岸線を、仏崎にだんだんと近づいていく。
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 高校生らしい女の子が一人降りていった羽二生というバス停と集落の名は、“はにう”だろう。するとここも水銀を算出した“丹生”の名残りなのだろうか。
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 仏崎は県道から300メートルほど飛び出した、幅200メートル足らず、高さ50メートル足らずのこじんまりした岬である。
 周囲は崖で、先端部には岩礁地帯が取り巻いている。その岩礁のなかには、人工的な石塔のようなもののほか、何本か立石らしいものもある。
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 想像に過ぎないが、仏崎の名はこうした立石が仏像のように見えるといったところからきているのかもしれない。実際そういう例は多い。
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 仏崎の所在地も羽二生であるが、岬の付け根にあたるところには、入桑の港と集落がある。
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 この手前からバスは海岸線を離れて、集落の上の道路を進んで仏崎を乗り越えていく。
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▼国土地理院 「地理院地図」
38.08082, 138.536046
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dendenmushi.gif信越地方(2014/05/14訪問)


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タグ:新潟県
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