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1090 西平安名岬=宮古島市平良(沖縄県)宮古島の北端には二本のツノが飛び出していてその西がこの岬なんだけど… [岬めぐり]

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 宮古島のバス事情は、なかなか通りすがりには理解し難い。二つのバス会社が路線を分けあっているのだが、だんだん細くなるながら池間島へつながる島の北部を走る一本は、八千代バスという会社の縄張り。
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 この池間行きの八千代バスには、どこから乗ることができるのか。普通、バスのターミナルや始発停留所は、町の中心部にあるか、鉄道や船のターミナルにあることが多い。だが、宮古島では違う。二つのバス会社ともに、どういうわけでか、始発は中心部から少しかだいぶかずれた、町はずれにある。
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 平良という池間行きバスの乗り場は、市役所から500メートルも歩いて行った住宅街のなかにあり、しかもそこはバス停の標識が立っているだけでほかにはなんにもない。そういうことにこだわってしまう侘びしさは、朝から降り続く雨のせいでもあった。
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 細長い西平安名岬や海中に長く伸びていく池間大橋の写真は、宮古島を代表する観光写真のひとつであるはずだが、そんな写真はここには一枚もない。
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 風も出てきて、とてもこのお天気のなか、西平安名岬の先端までは歩いて行く気が失せてしまう。しかたがないので、西平安名岬は池間大橋の上から眺めるだけにした。
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 なにかの昆虫のツノかシッポかを思わせるような、細くて頼りなげな陸地が、東西に分かれて二本。それぞれ1.4キロほど北北西に向かって、触手のように伸びている。それが宮古島の北端であるが、その西の触手が平安名岬で、東は池間大橋に続く道路になっている。
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 三基の風車が立つそこは、まさに風車向きなのであろう。なにものにも邪魔されない風が縦横に吹き抜ける。その向こうに横たわるのは伊良部島。ここも2005年の合併で、宮古郡伊良部町だった伊良部島と下地島も、宮古島市になった。
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 宵宮の平良港から伊良部の佐良浜港へは、連絡船が往復している。西平安名岬の後ろには、その港町の一部が見えているが、このもっと左手、島の南側では架橋工事も行なわれている。いずれは、この島も橋と道路で陸続きになる。
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 西平安名岬の先端は、岩島が飛び出ているが、どうもこのお天気では海と空と、そして島の色がまったく冴えない。宮古島らしいマリンブルーは、手前の海の一部に、わずかに晴れた時の色を想像させてくれるだけ。
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 初めての宮古島は、のっけから気勢が上がらない。
 北に池間大橋で続く池間島には、岬の名前がない。そこで、島までは渡ったが、北の端までは行かなかった。晴れていれば、そこまで行ってみたかった。池間島の北端沖合には、八重干瀬(やえびし)という巨大な岩礁地帯が広がっているからだ。
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 ただし、大潮のときくらい、それも一年に何日くらいしか現れない平らな岩磯は、そこから見えるわけではないだろう。これも、橋の上から遠くを見やって、あとは地図で想像するしかない。
 八重干瀬もすっかり有名になって、今ではそれが現れる日を狙ったツアーが組まれたり、たくさんの船が出て多くの人が押し寄せるらしい。そのさまをニュースで見たことがある。
 へそまがりは、そうなるともう行きたくなくなってしまうのだ。
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▼国土地理院 「地理院地図」
24.910112, 125.25557
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dendenmushi.gif沖縄地方(2014/02/19訪問)

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タグ:沖縄県
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