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でんでんむし@アーカイブス★むかしの人は言いました=その32 臨時特別連載「道歌」 [番外DB]

 齢を重ねてきたでんでんむしが、今振り返ってみる心境は、冒頭の一首につきるようであります。
 ほんとうに、これまでなんとか生きてこられたのが不思議で、奇跡のようにさえ思えます。いいかえれば、いくつもの幸運に恵まれてきた…。もちろん、そうではない理不尽な目にあったことも数知れず、不運もまたたくさんあった…。
 直接的な意味でも、あのときもしこうだったら自分は今こうして生きてはいなかっただろうという体験も、何度かしている。“死線を越えて”というのは死語ではないのです。これは、誰にもあることかもしれませんが、でんでんむしのその体験で記憶に残るものは、20歳になるまでの間にあったできごとばかりです。
 いろいろな人にも出会いました。そして多くの人と別れてきました。人が人生一生のなかで触れ合う人の数は、いったいどのくらいになるのでしょう。持ちつ持たれつのこの世の中、通りすぎていく人は多けれど、最後に残るのは…。
 ひねくれて、自分ひとりで生きていくようなことを口走ってみたところで、そんなことができるわけもない。世間というものから「一人離れて 保つべしやは」です。
 でんでんむしは、過ぎてきた帰らぬ昨日のことは、思ってみてもしかたがない、過去を振り返るのはつまらんことだという考え方には同調できないのです。今日のこともおもいつつ、「帰らぬ昨日 しらぬ明日の日」も同時に考えながら、残された日々を過ごしていきたいものだと愚考しております。

kokoro.jpg
32 mark.jpg らぬ昨日しらぬ明日の日…

年を経て 浮き世の橋を 見かへれば さても危うく 渡りけるかな

人は皆 持ちつ持たれつ 世をわたる 一人離れて 保つべしやは

心から 流るる水を せきとめて おのれと縁に 身を沈めけり

咲く花を 歌によむ人 ほむる人 さかせる花の もとを知れかし

咲くもよし 散るも吉野の 山桜 ただ春風に 任せてぞみん

桜花 けふこそかくは におふらめ 頼みがたきは 明日の夜のこと

三度炊く 飯さえこはし 柔らかし 思うままには ならぬ世の中

死ぬるのみ 一大事かは 人はただ 生ける間ぞ 一大事なる

万能に 足りてももしや 一心が 足らぬと役に 立たぬ世の中

人皆の 選ぶが上に 選びたる 玉にも傷の ある世なり

人をのみ 渡し渡して おのが身は 岸に上がらぬ 渡しもりかな

差し当たる 今日のことのみ 思えただ 帰らぬ昨日 しらぬ明日の日

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dendenmushi.gif(2014/05/17 記)
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