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でんでんむし@アーカイブス★むかしの人は言いました=その28 臨時特別連載「道歌」 [番外DB]

 収集した「道歌」は800もあったので、それを並べるのに、どうしようかと迷いました。作者別にもできないし、時代順にもできない。ならば、似たものを集めてグルーピングするしかなかろう…。
 そういう結論にはなったものの、もともとバラバラとできてきたもので、最初から方針やカテゴリがあったわけでもないので、これもかなりテキトーなくくくり方にならざるを得ませんでした。
 たとえば、“今日限り”というニュアンスでまとめようとしたこの項も、一期一会的な意味もあり、千里の道も的なものもあり、一念岩をも的なものやチリも積もれば的なのまで、さまざまにあります。それも、前のグループに入りそこねたような、そんなのがここには吹き溜まりのように集まってしまいました。
 先のことはわからんとはいいながら、なるようになるというのはやめて、日々懸命に生きることを積み重ねていくことが肝心。ひょろひょろした苗木もいつしか大木になるのは、なんとすばらしいことでしょうか。
 前にも出てきたのでダブっていますが、一方で、新渡戸稲造の『武士道』に、忍耐と良心をもって災禍困難に抗し耐えよというのが武士道だとして引かれている、終わりの一首のような強力な自己犠牲の心情に共感するところもありました。これは、山中鹿介(この人は「我に七難八苦を与え給え」で有名な尼子の重臣です。)が作者とする説が、“鹿之介”という講談本で広まった名とともに一般に定着しているようですが、実際はどうなんだろう。でんでんむしは、ちょっと疑問符をつけています。おそらく、七難八苦が有名になって、そういう人ならこの歌も…ということになってしまった?
 ま、そんなこんな、なんでもありのくくりになってしまいましたが、それでも、だらだらとたくさんの歌を並べてみても、読みにくいことこのうえないですからね。ま、この程度で勘弁してくだされ。

kokoro.jpg
28 mark.jpg 日を限りの…

今日限り 今日を限りの 命ぞと 思いて今日の 勤めをばせよ

苦と楽の 花咲く木々を よくみれば 心の植えし 実の生えしなり

小石をも よけてそろそろ はびこりて 木の根はついに 岩をわるなり

千万石 積み重ねたる 米の山も ひとつひとつの 俵よりなる

千里ゆく 道もはじめは 一歩み 低きよりして 高く登りつ

長命を 祈らぬ人は なかりけり まこといのらば 朝起きをせよ

なるように なろうというは 捨て言葉 ただなすように なると思えよ

花見とは 稲の花見が 花見なり 吉野初瀬は そのうえのこと

身にもてる 玉と雖も 磨かずば あたら光の 世には知られじ

身にもてる 心の玉の くもりなば ふみ読むわざも 甲斐やなからん

丹精は 誰知らずとも 自ずから 秋の実りの まさる数々

実るほど 稲はうつむく 人もまた 高き身とても 奢らぬぞよき

昔蒔きし 木の実大木と なりにけり 今蒔く木の実 後の大木ぞ

憂き事の なほこの上に 積れかし 限りある身の 力ためさん

Dtenthi.jpg

dendenmushi.gif(2014/05/09 記)
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タグ:道歌
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